第6章第1話 入学式に再会。女好きの・・・元親友・・・なのか?
4月8日午前10時
「ここがオレの高校か」
「あ、駿じゃん」
ん?
この顔どっかで見たな・・・。
「覚えてねーのかよ。小学校の時親友だった榎原骸だよ」
何時もオレと轟騎とその他1名と一緒にいた奴か。
てかこいつ親友だったか?
「で、何の用だ?」
「いや、同じ学校入れたんだなって」
そう言えばこいつは転校してほかの学校行ったんだっけ。
「クラスは同じか?」
「まだ見てない。あ、轟騎や錬磨は?」
あ、あいつらどうなんだろう。
「ちょっと待ってろ」
オレは千秋に電話する。
三回ほどコールした後に千秋が出た。
「轟騎と錬磨は?」
<頭が悪いので落ちましたわ>
え?
「で、轟騎と錬磨は?」
「頭悪いから落ちたって」
まあ、あいつらの学力じゃな。
結局みんなが通う中央にいったそうな。
「あいつらとまた一緒になれると思ったんだけどな・・・」
骸は少しがっかりしていたが、どうせ家近いし。
特に問題ないだろう。
「クラスでも見に行くか」
「ああ、そうだな」
クラス発表で、見事にオレと骸は同じクラスになった。
「ラッキーじゃん」
「別に一緒じゃなくても問題はなかったけど」
オレは素気なく言うが、骸は「そんなこと言うなよ〜」とか言ってる。
てか、首に手を回すな。
「あ、あの子可愛くね?」
話変えるな、それとオレには興味ない。
「別に興味はない」
「そんなこと言うなよ〜。お前も女の子好きだろ?」
こっちは女にウンザリしてんだ。
暁とかはやて姉とか・・・・・・・・・・・・特に中将!
あー、もう嫌だ。
「女はあまり好きではない。行くぞ」
「お、おい待てよ!」
それからも骸が話しかけてきたが軽くスルーしながら自身のクラスに入った。
入学式自体は普通に終わった。
で、HRの時間の感想をひとつ。
とにかく担任がウザい。
本当の担任は産休らしいが、とにかくこのジジイはウザい。
「担任ウザくね?」
骸も同意見のようだ。
「当たり前だ。あの髪形と言い喋り方と言い全てが気にくわねぇ」
オレは帰る支度をしながら骸と担任の愚痴を言い合っていた。
で、帰るとき。
「きゃっ!」
あ、オレの肘に当たったのか・・・。
「あ、悪い。大丈夫か?」
「べ、別に怪我はしてない。心配するな」
いや、普通しないだろ。
あの程度じゃ。
「ああ、そうか。ならよかった。じゃ」
身を翻して扉を向くとさっきの子がオレの手を引いた。
「も、もうちょっと心配しないのか?」
面倒だな。
「大丈夫か?」
オレはもう一度尋ねてみる。
「ああ、大丈夫だ」
じゃ、聞く必要ねぇじゃん。
「オレは片瀬駿だ。用があるなら明日以降にしてくれ」
面倒なのに引っかかっちまったな。
「そうか、私は氷室椿姫だ。今後もよろしく頼む」
あー、そうですか。
別に興味はないけどさ。
心の片隅にでも止めておこうか。
「じゃあな」
もう逃げたかったのでとりあえず有無を言わさずに逃げた。
「話は終わったか?駿が話し終わるまで女の子からメアド聞いたよ」
「ああ、一応な。メアド悪用するなよ」
骸は続けてなんか言い始めた。
「あいつ、たぶんお前のこと好きだぜ」
は?
意味わからん。
「あの様子じゃ前から知っているようだったし」
「絶対違うだろ」
骸も何言い出すんだか・・・。
「駿は鈍いな。ま、この手の漫画や小説の主人公にはお約束だけどな」
なんか言ったか?
まあいいや。
全然関係ないけど、ここでひとつ言いたいことがある。
それにしても・・・こいつここまで女好きだったか?




