第5章第11話 エネコンのエネコンによるエネコンのための殲滅大作戦
「さっきの誰だよ・・・」
あの騎士とか名乗ってた奴・・・もう出番ない上に名乗りやがって・・・。
まあ、いいや。
ところで千秋に置いて行かれちゃったな・・・。
「あ、片瀬駿さんですか?」
・・・誰?
ここは一応椎名財閥の土地だからまあオレを知ってる奴はいるだろうけどな。
「ああ、そうだけど」
「うちの兄・・・エリート社員の一人なんですが・・・ニコ中なのにね・・・あなたに喧嘩売ってますよ?」
・・・錬磨じゃないことを祈ろう・・・。
オレはそいつを叩き潰しに行った。
そいつはトレーニング場にいた。
「お前が片瀬か・・・オレ様とデュエルしろ!!」
え?
腕になんかはめ始めたし。
あ、あれはデュエルディスク!?
「先攻、ドロー!」
なんか始めてる!?
しかも喧嘩売ってるってオレ刀抜いてるんだけどw
「オレ様はカードとモンスターをセットしてターンエンド」
・・・仕方無いな。
オレは日頃錬磨をいじめていたデッキを取り出す。
なんであったんだろ?
「オレのターン、死霊騎士デスカ○バーナイト召喚。そしてそのまま攻「速攻魔法発動!エネミーコントローラー!」
でたエネコンw
ニコ中だから使うのは当たり前か。
「ライフを1000払い、←→AB」
実際のカードの効果は自分のモンスターをリリースして相手のモンスターを奪うんだけど・・・。
まあ、この際どうでもいいや。
・・・あ、こいつあれいえるかな?
オレはニコ中野郎をシカトして一曲の音楽を流し始めた。
これはあの気持ち悪いニコ中イケメンキモオタ一条錬磨をに強制的に押し付けられた曲だ。
流し始めるとニコ中野郎はエネコンのコマンドを発し始めた。
しかも正確に。
あの早口コマンドは社長と凡骨しか言えないと思っていたのに・・・。
ま、いいか。
今のうちに逃げよ・・・。
そのまま歩き続けると、ようやく千秋を見つけた。
「遅いですわよ、駿」
「変態ニコ中野郎と激闘してきた」
激闘でもないけど。
「もう作戦会議は終わりましたよ」
・・・オレの出番なしか。
「作戦は駿がひとりで特攻して全員倒してくる。以上ですわ」
なにそれ一種の嫌がらせ?
オレ殺す気か?
「・・・オレを殺したいの?」
「いえ、駿以外だったらこんなことは頼みませんよ」
まあ、信頼してくれてるんだな・・・。
やってやるよ・・・仕方無いからな。
そして当日
「・・・行ってきます」
千秋しか見送りに来てくれないのかよ・・・。
まあいいか。
「召喚・ダークヴァルキュリア」
オレはリアを召喚した。
「主よ、久しぶりだな」
長いこと呼んでなかったな。
「わらわを放置しおって・・・寂しかったんだぞ?」
「・・・悪いな・・・放置して」
まあいい。
今は彼女の力が必須。
行くしかないか。
そして軍の本部に突入。
「行くぜリア!」
「何時でもいいぞ」
そこには約1万もの軍人が待ち構えていた。
まるでこちらの情報を知っていたかのように。
だが、オレ達の前では全てが無力。
「混沌魔法障壁!」
およそ1万の軍勢が放つ弾丸をリアが魔法壁で防御、そしてオレは一人ずつ斬っていく。
1万人は流石に多いな。
ここで気付いた。
奥義を使おう!
「九代目一刀奥義・百鬼夜行!」
これはオレの流派でも奇怪な九代目が編み出した奥義。切り捨てた屍を動かす・・・つまりゾンビにして操る・・・だが、オレはまだこれを完璧に修得はしていない。成功するか・・・。
型どおりにやってはいるがさっきからゾンビ化する気配はない。
・・・練習不足か。
そろそろ技を変えるか・・・!?
そう思った瞬間、先ほど切り捨てた死体が動きだした。
目に光はなく、まるで何かに取りつかれているようだ。
「・・・成功した・・・」
「!?主、危ない!」
はっ!
後ろにはナイフを構えて突っ込んできた兵士がいた。
この状況では間に合わない。
が、奥義が早速役に立った。
生ける屍と化した兵士がオレを襲う兵士に弾丸を放っていた。
「ありがたいな」
「主よ、戦わぬのならばわらわが出るぞ。出でよ、ゲイボルグ、ブリューナク!」
リアは二本の槍を構えた。
「またかよ!?」
「またレンタルした」
ま、それのおかげで殲滅予定時間2時間を大幅に上回り、48分で終わった。




