第5章第5話 オレの剣が始まった場所
「お父さんこれからどこ行くの?」
「つってもどこにも行く場所ないしな。会いたい奴にも遅くて後1月もしないと会えないし」
正直やることないw
はぁ、どこ行こうか・・・。
そんなとき、ひとつの道場を見つけた。
「ここは確か・・・」
確かここはオレが剣の腕を磨いた場所だ・・・。
・・・師匠まだいるかな。
気になったので入ってみた。
「もっと腰を落とせ!」
どこからか指導の声が聞こえる。
「はい、師匠!!」
オレと同じくらいの男か女かよく分からん顔した奴が剣を構えていた。
懐かしいな。
オレは歴代でも早くこの流派を極めたからな。
まだ、使えない技があるが・・・。
「・・・お主は、駿か?」
「お久しぶりです、師匠」
師匠と弟子がこちらを向く。
「にしてもお前、成長していないのか?」
「過去からタイムスリップしてきました」
「嘘だろ」
「マジっす」
「ありえない」
「なんなら剣の腕で試してみるか?」
「無理、勝てない」
師匠はオレに勝てないのであったw
「師匠、この方は?」
「我が弟子、22代目継承者の片瀬駿だ」
「よろしく。お前は23代目継承者か」
「はい、ぼくは円城洸といいます」
いやまた名前も男か女かよく分からんw
髪の長さは男にしては長め、女にしては短めってとこか。
ますます分からんw
身長は165前後。
・・・分からんw
腕の太さは・・・オレと同じくらい・・・つってもオレ滅茶苦茶細いんだよなw
う〜ん、ますます分からなくなってきた。
でもここで聞いたら失礼だよなw
「自己紹介は済んだか?駿、この奥義書で新たな奥義を修得するんだ」
オレはなんか奥義書にしては目新しい書物を手にした。
「これは?」
「そうか、過去から来た事を信じてやろう。それはお前が10年ほど前に書いてよこしたものだ。クロ○コメール便でな」
・・・そうか、未来のオレが。
クロ○コメール便を使ってw
よく覚えてるなw
「それを読んで見ろ」
オレはその奥義書を開くと
「なにこれぇw」
まさにやってること人外w
うちの流派22代目の奥義は人外w
「五刀奥義・天変地異・・・いや、これ不可能でしょw」
「五刀は前代未聞だ。多くて三刀だったのに」
なんか地震起こしたり、雷落としたり、周りを吹雪にしたり、鎌鼬つくったり、溶岩を噴出させたり。
「未来のオレこんなのできんの!?」
「みたことないw」
・・・ここに書いたことはだいたいが可能。
ただ、普通の刀じゃ不可能。
地震はコクヨウの力を借りれば不可能ではない。
雷も空をつかさどるハヤブサの力ならできる。
溶岩もオロチの力を借りればできる。
恐らくシロガネの力で吹雪を起こし、イザナギの力で鎌鼬を作るのだろう。
だが、シロガネとイザナギはまだ覚醒していない。
それに普通の刀じゃ不可能だ。
「駿よ、その奥義書は元々お主のものだ。自由に使うがよい。だが、その代り」
「その代り?」
「この子の稽古をつけてもらえんかな?」
その程度か。
「了解した」
「片瀬さん、凄いです!」
「そりゃあ、お前よりも5歳ほど若い時にほとんどの奥義を修得していたからな。今使えないのは4つだけだ」
「その4つの奥義書も貸してやろう」
いや、今はいいからw
と言いつつ借りたw
「お父さんおそ〜い」
「ああ、わりぃ」
オレは詫びを入れる。
「それより早く帰ろうよ〜、さっきお母さんからメール来て今日は御馳走だって〜」
お前らはいつも御馳走だろw
「だってお母さんの手料理だよ!」
ああ、なるほどw
確かに千秋の料理はそん所そこらの一流シェフじゃ勝てないからなw
「千秋は料理上手いけど翠香とか月読とかは料理得意?」
果たして料理の腕は継承されているのかw
「翠香ちゃんの料理はこの世のものとは思えないよ」
オレは瞬時にある光景がフラッシュバックしたw
・・・湊・・・。
あいつの料理もこの世のものとは思えないw
「だって闇鍋しか作れないもん」
えええええええええええええwww
闇鍋w
湊でもそこまで・・・。
頭の中で想像を絶する料理のことが渦巻いているが、一応月読の腕も聞いてみた。
「で、月読の腕は?」
「月のは人並みかな〜?」
ああ、そう。
一応聞いたけど、今頭の中に想像を絶する料理のことしかないよw
まあ、待っているのは闇鍋ではなく千秋の神料理だ。
安心して食べようw




