第5章第4話 お目覚めは翠香のキスで。そして今日の予定は月読とお出かけ
18年後の8月5日午前6時
「お父様!朝ですわ!早くおはようのキスを・・・」
眠w
「ああ、おはよう・・・うぐっ」
早速翠香に口を塞がれた。
・・・唇で。
しかも舌を絡めてきた。
未来のオレどんな教育させてんだよ!
「本当は夜のお相手もしたいのですが、それはお母様の特権ですわ。はぁ、憂鬱です・・・」
いや、それでいいよ・・・娘とするほど落ちぶれちゃいない・・・。
それにしたらこの小説めでたくノクターン行きだから。
まあ、模写があったらか。
「てか、お前の妹は?」
オレはまだ見ぬ二人の娘を思い出して尋ねた。
「ふふふ、その口調のお父様も素敵ですわ」
要は父親が好きなんだろ。
しかもオレの質問スルーしたし。
「で、オレの質問は?」
「ああ、そうでした。今はお母様とお父様を待っていますよ」
そうか・・・。
って、オレが待たせてんのか?
急がないとな。
10分後
「わり、待たせた」
「遅いよ〜、まあいつものことだけどね〜」
一番ちっちゃい子がのほほんとした口調で話しかけてくれた。
てかいつも待たせてんのかよ。
「この子が三女の月読ですわ」
千秋が紹介してくれた。
彼女の事を三女と言っていることから、既に今の状況も説明済みらしい。
「そしてこちらが四女の琉那」
オレが振り向くと千秋の後ろに隠れた子がいた。
人見知りなのかな?
「この子は人見知りなんですよ。まだ状況を理解していないのでしょう」
はあ、まあいずれ打ち解けるだろう。
解けなくても過去に戻ったとき、一から育てていけばオレの事も分かるだろう。
ふとその拍子にオレはある事を思い出した。
「あ、そうだ。はるかの爺さんしらね?オレあの人いないと帰れないんだ」
「はるかさんのお爺様ならひと月ほど前に亡くなりましたわ」
そっか、亡くなったのか。
せめて葬式には出たかったな・・・。
・・・・・・・・・・・・ははは、帰れねぇじゃん。
どうすんのよオレ。
「暫くはここで暮らすといいですわ。あなたの母校に行けば次元魔術師はひとりはいるかもしれませんよ」
そうだな、あそこなら結構希少魔法属性の持ち主もいるだろうし。
そう思うとオレは少しだけ希望を持てた。
・・・少しだけな・・・。
「お父さん、今日お休みだから外に遊びにいこ〜」
お、月読か。
のほほんとした喋り方はやっぱ特徴的だな。
正直、千秋と翠香は声も顔も喋り方も似てるから困る。
二人の見分け方は胸の大きさ(千秋はまあまあ巨乳。翠香は貧乳)と若さか。
つっても千秋の美貌は未だに衰えていないので(まだ悪く見ても二十代前半)、正確には子供っぽさか。
翠香の顔はまだ、若干幼さの残る顔だ。
キスはだけは大人だったけど・・・。
で、一方月読はオレに似てるのかな・・・ってか暁に似てるが胸は暁よりある。
勿論翠香よりもある。
まあ、貧乳じゃない。
翠香よりは揉みごたえはありそうだ・・・って、オレ何言ってんだ。
しっかりしろオレ、平常に戻るんだ。
このままだとノクターン送りだぞ・・・。
「お父さんなに顔赤くしてるの〜?あ〜、エッチなこと考えてるの〜?」
図星なオレは返答ができなかった。
「本当だったんだ〜。でも、そんなこと考えなくてもお父さんにならキ、キスしてあげる」
ちょっと恥ずかしくなってるな、月読。
てかキス以上のことは知らなさそうだ。
滅茶苦茶恥ずかしそうにしてるし。
「いいよ、好きな人にしてあげな」
「月はお父さん好きだよ」
・・・いいよ、もう。無理しなくても。
「月読も無理しなくても・・・そうだ、さっきでかけようって言ってたよな。どこに行こうか?」
急な話題変換だったが、放置していたことだったので良しとしよう。
「お父さんが行きたい所なら、月はどこでもいいよ」
そうか、ならいろいろ買わせてもらうか。
バイクとかバイクとかバイクとか。
バイクばっかじゃねぇか。
というわけであんまバイクに詳しくないオレは、とりあえず高級そうなバイクを買いに行った。
で、今月読とバイクを見ているんだが。
「こ、これは・・・」
「え〜、お父さんそんなのに興味あるの〜?」
こ、これは・・・伝説の・・・。
欲しい・・・。
「これ、いくらですか?」
「10億です」
あ、ありえない・・・。
まあ、椎名財閥の金使えばほとんどタダだけど。
「なんでこんな高いんですか?」
「これの前の所有者が、キングだからだ!!」
まあ、お察しの通り、某キングのD・ホ○ールですよ。
今じゃ元キングだけどね!
・・・諦めよう。
どうでもいいけどとにかくカッコよくて速くて使えそうなバイクが欲しい。
オレはバイクは全然知らんが乗ったことはある。
その後店員になんだかんだ言われたけど結局バイクは買わなかった。




