あの時の続きを!
「ふふ。遅かったわね」
「く、そ……」
後一歩、後一歩だった……だが、そんな後悔はもう遅い。
マルナが使用した指輪を通して、連絡が行ってしまったのだ。
いつ来るのかは分からない。
だが、必ずアイツはやって来る。
だから、それまでの間にマルナを討伐せねば復讐は果たせない事になる。
マルナの天敵こと、ゆるカワマルコットのヘルハウンドはキッ!と鋭い眼差しで、マルナを睨み付けた。
「たとえ、アイツに連れ戻されるのが決まったとしても、その前にお前を倒してやる!!我が妙技!!クワトロダブル連撃を食らえ!!はぁあああ!!」
移動した際に発生した残像に形を与え、転送を用いてアイツの背後、左右に移動させ、脚による連撃を叩き込む!!
ドドドドドドドドドドドド!!!
「ほんの小手調べだ。これで死ぬ筈がないよな?」
簡単に倒せるなら、ありがたいってヤツだが。
俺の天敵が小手調べで放った一撃で倒れる筈がない!!
「ふふ……ふふふふふ……ええ、あんな弱々な攻撃で私が倒れる訳が無いじゃない。お返しよ」
怪しげな笑みを浮かべながらそう言ってアイツは、何処にそんな物を隠していたのかと言いたくなる程の数十メートルにも及ぶ巨大な業火の玉を放って来た。
「はは……ハハハハアハハハハハ!!お返しにしちゃあデカいじゃないか!!逃がす気が無いつもりってか!?」
「そうよ。でも、このぐらいの攻撃では死なないでしょ?だから、少しでもダメージを与えようと思ったのよ」
「そうかよ!律義に答えてくれてありがとう!その期待を裏切ってやろうじゃねえか!!」
あんな攻撃で俺にダメージを与える?
笑わせるな!
昔の俺ならいざ知らず!
今の俺はお前の復讐心を糧に修行して来たんだ!!
この程度!簡単に掻き消してやる!!




