誰!?
すいませんでした。
先週は執筆するのを忘れていました。
今後は無いように……とは言えませんが、無いように気を付けます。
本当にすいませんでした。
「うん?」
今誰かの声が聞こえた気がするわね。
気のせいかしら?
「感知を試してみたけれど、誰も居ないようね。気のせいだったの?」
釈然とはしないけれど、居ないと出ているのなら本当に居ないのでしょう。
「まあ、いいわ。それより、私の準備を整えなくてわね」
先程感知した時に感じた、あの気配。
懐かしく、記憶に残る存在。
「とても忌まわしい奴が私の前に現れるなんて、どんな運命なのかしら?」
ああ、あの時の雪辱を果たせると思うと、私の心が、体が昂ってくるわ。
「ふふ……早く来て……来なさい……今度こそ、滅して上げるわ」
愛しい者を慈しむが如く、慈愛の表情を浮かべると、スゥーっと息を吸って唱えた。
「身体、精神向上」
天と地から溢れ出す青白い粒子が渦を巻き、ランスの穂先のようになりマルナへと向けて吸い込まれて行く。
「眷属憑依、融合」
幾つも幻影を体に纏い、融合する事で純白の鎧へと変化する。
だが、その鎧は不気味だった。
鎧の全てが無数の手で出来ており、それが体全体を覆っているのだ。
「そうなの……そうなのね……ありがとう。貴方達の忠誠、とても嬉しいわ」
意味不明な呟きをすると、マルナは愛しい気に鎧を撫でる。
「………………お久しぶりね」
マルナは何も無い空間に向けて声を掛けた。
空間が揺らぐ
「ちっ!バレていたか。さすが、俺の天敵」
悪態を吐きながら、出てきたのはとても見覚えのある存在だった。
「ええ。貴方の気配はすぐに分かるわ、私の天敵」
「ふん。今度こそ、決着を着けようじゃないか」
「久しぶりにあったと言うのに、挨拶もしないなんて酷いんじゃないかしら?」
「ああ!?お前に挨拶!?する必要はない!!」
「へぇ……あ、そうそう。貴方の奥さんが貴方を探しているようだけど、帰らなくて良いのかしら?」
今思い出したと言いたげに、マルナは話を切り出した。
「ど、どうしてお前が知ってる……!?」
『奥さん』という単語を聞いてから、冷や汗をかき始めたマルナの天敵。
「なぜって、私が彼女とお知り合いだからよ」
「は?……はああぁあ!?そんな事、一度も聞いたことないぞ!!」
「そう言われても、ね……仲良くなったとしか言えないわよ。彼女、貴方に一途なのに逃げ出すなんて酷い夫ね。子供もいるそうじゃない?」
「ぐっ!……そ、それが今、何の関係があるんだ……!!」
「何の関係、て……言われなければ分からないの?」
「…………ッ!!う、嘘だよな?……まさか、呼ぶつもりなのか……?」
「正解。貴方が挨拶をしてくれさえすれば、奥さんを呼ぶことにはならなかったのに……残念。残念だわ……」
残念そうに呟きながら、マルナは指に嵌められたチャーミングなペンギンの指輪に魔力を籠めようと―――
「止めろーーーー!!!」




