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進軍開始

「さあ、出てこい!」


「そんな大きな声を出すな。魔物の大群が押し寄せて来たらどうする」


あれから数十分後、無事全てのサンウォーカーアンデットを倒し終えた我々は少々の休憩を挟んで森の中に入った。


だが、入ってすぐ大声を上げる者がいるとこの後が不安だ。


「貴様は、森が魔物の巣窟と理解した上で大声を出したのか?」


「え?魔物の巣窟なんですか?」


「知らなかったのか?」


「はい……知りませんでした……」


「そうか」


そんな事はありえないと思いたかったが、表情からは嘘をついてるとは思えん。

本当に知らないのだろうな……


「詳しく教えてやる余裕などないから端的に言うぞ。森の中で油断した者から殺られて行くと思え。これはかの有名な大賢者サルーナ様の言葉だ」


「あの大賢者様が!」


バカをやった部下が驚愕の表情を浮かべる。


「ああ。大賢者様を持ってしても、森の中は危険なのだ」


本当に。本当に、森の中は油断ならない。


油断すれば、近くに潜む魔物に殺される。


だが、この森の様子はおかしい。


これだけの大声を上げていれば魔物の数十匹が襲いかかって来てもおかしくはないのに。


不気味だ。


圧倒的に有利な魔物達が襲いかからない理由があるのか?


分からないが、警戒しておく事に損はない。


「周囲を警戒しろ。いつ襲撃があっても対処できるようにしておくのだ」


「「「「はっ」」」」


よし。これで良いな。後は、臨機応変に対応して行くとしよう。

時間が足りなかった

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