調査隊
「貴方達には、領土の外縁部へと赴き周辺の村々の調査してください。詳細については私の信頼する近衛騎士を同伴させますから、そちらに聞いてください」
「長い付き合いになるかと思いますが、よろしくお願いいたします」
「「「「「はっ!!」」」」」
王直々の命令が下ったのが数時間前、現在、私達アルウラナ騎士団は近衛騎士と共に行方不明者について村々を回りながら情報を収集していた。
「急に森に向かっかと思えば、いつまで経っても戻ってこなかった。どの村に行ってもこの証言が必ずでますね」
「ああ。行方不明になった者の家族や知り合いにその者達の話を聞いたが森に入るとは思えん」
「誘導された可能性が高いが、分かりやす過ぎる」
「目立つように誘拐する必要があったと見て間違いないでしょう」
「だよな。そうなると、その理由ってのが気になる」
「俺達をこの場所に誘導する為ってのが理由なのかねぇ」
と、彼等はあれこれと話し合いながら次なる村に向かって歩いている時だった。
ガサガサ
「「「「「「ッ!?」」」」」」
数メートル横にある鬱蒼とした茂みの中から草を踏んだ音を聞いて、騎士達は警戒体制を取る。
「おい。さっきまでそこに何も居なかったよな?」
「ああ。俺の探知にも反応がなかった」
「ってことは、俺達の探知を掻い潜る何かを持った奴がいるって事だ。油断するなよ!」
「「「「「おう!!」」」」」
誰もがぴりぴりとした空気に包まれる中、鬱蒼とした茂みの中から現れたのは、
動く屍『アンデット』であった




