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君達はもう――
『なんだここは……』
ここに足を踏み入れた者全員が抱いた思いだった。
目の前には熱々の熱湯池に溺れかけながらも嬉しそうに笑う狂人が、
そんな目を疑いたくなる光景から右に目を反らせば、体から枝を生やしながら体を火に包んだ異形の存在が、
その異形がこちらをジッと獲物を見定めるかのような目線から逃げるように左を見れば、刃物で自分の体を切り裂き臓物を取り出すと楽しそうに握り潰す光景が、
何処を見ても異常な光景から目を反らすように上を見上げると、そこにはとても綺麗な青空が広がっていた。
この場に置いて、異様とも言える青空に彼等は警戒心を抱く。
周囲が異常な中で空だけが正常なのか?そんな筈はない。
これも罠なのかも知れないと
隊長は背後に控える参謀に視線で指示を送ると参謀は静かに頷き部隊に指示を伝達する。
全ての隊員に指示を伝達し終えると参謀はこちらに顔を向けた隊長に視線と頷きで完了した事を伝えると、隊長は片手を上げて撤退の合図をして部隊は周囲を警戒しながら後ろに下がって行く。
誰一人として後ろを警戒する事なく。
それは、この異様な光景に圧倒されたせいか、それとも出口だけだと安心しているのか、もしくは―――
ゴ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




