変えられた未来
主のリンクという念思魔法の一種で共有されたマルナの似姿を発見したと、偵察隊から連絡を受けた彼等は報告のあった地点に向けて進軍する。
ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
地鳴りかと思わせる程の震動を響かせて重装備に身を包んだ彼等が偵察隊から連絡のあった場所へと向かうと、森が開けて円上になった場所へと辿り着いた。
「……………」
隊長が口に人さし指と親指で作った輪っかを当てて吹く、指笛と呼ばれる笛を吹くつもりだろう。
だがしかし、幾ら待っても隊長はこれと言って何かを吹いた様子もなく、じっと何かを待っているようだ。
何待ってるんだ~~?って思いながら暫く待つと、遠くから所々爛れた蝙蝠が複数こちらに向かって来た。
蝙蝠は隊長の前に集まると、一匹だけ隊長の肩に止まり翼を器用に使って北東南西の方向を指し示すとバツ印を作った。
それだけでは何を言っているのか分からない筈だが、隊長は理解でるのか何度も頷くと、この広い円状の中心を指し示した。
すると蝙蝠は、それに応えるように中心に向けて飛び立った。
そのまま真っ直ぐと飛んで行くと唐突に蝙蝠の姿が掻き消えた。
「「「「「……………!!」」」」」
その現象に隊員達は困惑する。
「…………」
隊長はそんな隊員達を一睨みした。
たったそれだで隊員達は一様に黙りこみ、隊長の指示を待つ。
その様子に隊長は一つ頷くと全体に向けて一つの指示を出した。
『中心に向けて進軍せよ』
こうして彼等は地獄への一歩を踏み出した。




