依存させたい❤
「ここよ」
「この先が……」ゴクリ
「ええ。この扉を開けた先には地獄が広がっているわ。覚悟が出来たら、クルナ、貴方が開けなさい」
「はい!」
この子の手で開けてこそ、真なる王への一歩になる。
まだまだ道は遠いけれどね。
ガチャ キーー
「ひっ!」
「オラオラオラオラ悲鳴上げな!!」
「ひゃああああああ!!!」
「これが欲しい?」
「はい!はい!はい!はい!」
「じゃあ、あの駄犬を私に一途にさせなさい」
「はぁい❤」
「…………」
あまりにも悲惨な光景に声も出ないのね。
「安心しなさい。ここに居る人達は貴方に危害は加えないわ」
「い、いえ!こ、ここは、どういった場所なのでしょうか?」
「ここは堕落した者達の楽園よ」
「楽、園……?」
うふふふ。叩かれて喜び、飴一つのために命をかける彼等の姿を見て楽園だとはとてもおもえないのね。
でも、それはちゃんとここを知れば理解できるはず。
「それはここの心臓部を見れば分かると思うわ」
「心臓部ですか……?」
「ええ、私が案内して上げるから手を繋ぎましょう」
「はい!」
ギュ
はう!この子の手なんてフニフニで柔らかいの!?はあ❤はあ❤私もここで堕落して私が居ないと生きていけなくさせたくなるわ!!
お、落ち着きなさい!いくら我が子が可愛いからってそんなことしたら母親失格よ!冷静になりなさい!!
「ふぅ……では、行きましょう」




