酔いや酔いや
「一時はもう助からないと思って、しおらしい演技をして助けに来てくれるイケメンが釣れないかと思っていたけれど、そんな事しなくても私は自力で脱出できたわ!!」
イケメンが釣れなかったのは残念だけれど、そんな事は今考えても仕方が無い!!だって、
「私の『覗きむ瞳』が凄く反応してるもの!!」
反応は遥か遠く……だけれど、今まで一番強い反応……これは私への天啓に違いない!!!
「私の全力を持ってして!国を堕としてみせてやる!!!」
さあ!夢を叶える為にも全力全開で走るのよ!!!
「ハァアアアアアアーーー!!!」
ダンッ!! ボッ!!!
マルナが力強く足を踏み締め、全ての力を込めれるだけ込めて解き放った一歩目は、まるで次元を越えたかと見たものに錯覚与える!!だが!次元を越えてなどいない!!それを証明するように大きな爆発音がなったからだ!!!!!
「ふぅ……さすが私。あの一瞬で素晴らしい説明が出来るなんて、我ながら恐ろしいわ」
才能を持ちすぎた者ゆえの悩み……
「ああ!私はなんて素晴らしく、素敵で、優しく、才能溢れる女王なのかしら!!!」
見える!私を神と崇めるイケメン達……そんなイケメン達に酷な命令を下して酔いしれる私……
「はぁ……❤」
これからはきっと私中心の素晴らしい世界が―――
「頭の可笑しい女を牢屋に連れて行け!!」
「はっ!」
「はぁはぁはぁ❤」
心が疼いて疼いて堪らない!早く支配下に置かないくては、ね……




