22/77
罠
「はっはっはっはっ……」
囮も用意して逃げた筈なのに、どうしてあの化け物はこちらに向かって来るのよ!!まさか、私を狙ってる!?
「い、いいえ!そんな筈はありませんわ!!誰からも狙われる要素がない私が狙われるなん……きゃ!!」
ズガガガガガ!!
「うぅ……何が起こったの……?」
何かに躓いたのは分かる。
だけど、辺りに躓くような物はなかった筈、それがどうして……
『ふっ……散々俺を痛め付けてくれたお礼ができてスッキリしたぜ、ありがとうよ。ああ、それと、俺の犠牲になってくれてありがとうな?』
「あん?」
今、とてもイラつく奴の声が聞こえてた気がするのだけど?後、私を犠牲にするって言っ
ドン!ドン!ドドドド!!!
「ぃっ!!」
『ふひゃひゃ!!俺の抜け毛(鉛入り)に苦しむこったな!!』
「…………今、遠くに逃げて行く奴はなんて言ったのかしら?確か……奴の抜け毛を私に落としたって言ったわよね?(^_^)」
なんて事かしら?私に吹き飛ばされたり、私をストーカーした事もある奴がさらに罪を重ねるなんて、良い度胸してるわね。
「私の手で貴方を
ドゴォオオオオーーーーン!!!!
きゃあああ!!」




