合わせろよ!
迷走中~~(いえ~~い✌)
「ぐすっ……ぐすっ……僕はもう魔法の研究が出来ない……」
「抵抗するからでしょ?」
まったくもう。あんなに抵抗しなければ魔法を封じることもしなかったのに……これから始める事の何が嫌なのかしら?まったく分からないわ。
「ぼ、僕から魔力を奪った貴女を絶対に女王なんて呼びませんからね!!!」
「ふふふ。強情なのは好きよ。でも、私は貴方を必ずや女王と呼びたくさせてみせるわ!!」
ちょ……ゴホン。調教は何を置いてもやらなければ行けないことです。何故、と問われましたら、優秀なる部下に育て上げる為かしら?……私は誰に向かって言ってるの?ま、まぁ、それより始めないと彼の心は折れないわ。
「まず、こちらに薄い本を用意します」
「そ、それは……!!」
「ふふふ……知っているみたいね?」
この本は何処の星にでも存在する程に素晴らしい本……それが確かめられただけでも良かったのだけど、ね……これを読ませた上であれになるようにうな「僕の大好きなB〇本じゃないか!!」
「へっ?……好き?」
男性が、それも癒し系のイケメンが B〇本が好き……
「ふふふ……最高じゃない!!!」
こんなに素晴らしい事があるかしら?!一般的に男性はこの本を見ただけで、嫌そうな顔をするのに彼は嫌がるどころか大好きだと言った……これはまさに私の下僕になる為に産まれて来たとしか思えないわ!!
「それはどんな話?!」
「ふふ。そんなに慌てなくても、私が朗読して上げるわ」
希有な下僕候補だもの、この私が読んで上げるのも大事な調教の一環……私が読みたいとかではあるけれど。
「い、いや……それはちょっと嫌だな~~ハハ……」
「どうして嫌なのかしら?」
折角の、未来の女王で、世界最高のスピードがあり、救国の英雄と噂に名高い私の読み聞かせの何が嫌なのか分からないわ。
「と、とにかく!その本を渡せえ!!!」
「?」
急に大きな声を上げたかと思えば、ノロノロな走りで私に向かって来るなんて、何がしいのかしら?
「へや……ハァハァ……わ、たせぇ~~」バタン
「んん?????」
息切れを起こしたかと思えば、倒れた。これはもしかして……
チョンチョン
「うぅ……」
「あらあら。とても荒い息を吐いて大丈夫?」
ああ、疲れきった彼を癒して上げなくては、そして癒し終わった彼は私の真なる下僕へとなる筈よ。
「ふふふ。楽しみね」
こんなに癒し系なのだから、私の調教が上手く行けば……
「ぐへへ」




