88話目 「悠斗の選択と真実」
どーも、作者です。
申し訳ありません、不具合で小説を投稿することが出来ず
予定日を大幅に遅れてしまいました!申し訳ありません!
後5話ほどで完結…になると思います。
短いですが、おつきあいの方よろしくお願いいたします。
では、どーぞ。
「お前…選ばないって、どういう意味だ」
大人悠斗は悠斗が言ったその言葉を意味をわからずにいた。
「どっちかなんて、選べない。というよりも、選ばなくてもいいんじゃないか?」
悠斗は夜刀の方へと向き直り、言い放つ。
「この選択は俺を試すだけのもの。実際は誰かを犠牲にする必要なんて無い、って。」
「…そうですね、流石というべきでしょうか」
夜刀はふぅ、と息を吐き諦めたように言う。
「悠斗さん。もういいですよね?」
「まぁ、昔の俺は今全ては理解してないだろうが、
結果的に折れなかったんだ。真実を語っていいと思うぜ」
そう言われた夜刀は千代と蒼汰を呼び寄せる。
「そうです、この2人はあくまでホログラムのようなものです。端的に言えば、偽物。」
「偽物だったのか…それにしても随分と精巧にできてる…」
悠斗がまじまじと千代を見つめると千代のホログラムは少し照れたように動く。
「喋りはしませんが多少の感情も再現してますので、見すぎるのもどうかと思われます。」
「お、おう…すごいなぁ」
悠斗はホログラムの千代から少し距離を置く。
夜刀はこほん、と咳込み真剣に顔で悠斗に向き直る。
「では本題です。確かにこの世界を救うには犠牲はいらない、というのは事実です。」
「まぁでも、ラストが関わったことによって俺が居た世界線から多少ズレかかってるってのも事実だ。」
「ラストが与えた被害は世界線をずらしてしまうほどの重大な出来事でした。
それを放置したままだとこの先の未来がどうなるかわかりません。」
「まぁ未来の俺からしても、違う世界線にズレてもらっちゃ困るってのもある。」
大人悠斗は、そう言いながら、地面に剣を突き立てる。
「そこで、だ。崩壊したエターナルフロアの再構築をする。」
「エターナルフロアの再構築を?」
「はい。エターナルフロアの再構築が行われれば、世界線のズレが治るはずです。」
「この世界と俺たちの世界でのズレは、エターナルフロアがあるかないかだ。
俺のときは剣を抜いてもエターナルフロアが崩壊することはなかったんだが…」
「まぁそれもラストが干渉したせいでしょう…」
「ま、そういうわけだ。俺が今持ってるこの『アヴァロン《リテイク》』を
エターナルフロアの最下層の台座に突き立てればその剣の代理として機能する。
俺がお前に頼みたいのはこの剣を台座に突き立てる、って所だ。俺が突き立てても変わらんしな。」
「つまり、またエターナルフロアに潜れと?」
「そーゆーこった。まぁエターナルフロアの7割は崩壊してるからかなり危険な賭けになるがな。」
「7割も…」
「ま、その覚悟があるなら俺も同行しよう。
なんなら夜刀と…なんだっけ、お前影薄すぎて名前覚えてねえよ」
「むっ、ひどいなー!咲音だよー!」
「お前意外と珍しい名前なのな」
「ゆーとっちも珍しい名字じゃーん!」
「ゆーとっちはやめろ。仮にも俺はもう年齢的に大人なんだから…」
「それで、悠斗さ…いや、悠斗。あなたは、どうしますか?」
「そりゃあ…行くしか無いでしょ?というかこの地響きはそうしないと治らないんでしょ?」
「まぁ人柱立ててもいいけどな。お前は絶対拒否するだろ?」
「当たり前だ。」
「まぁ俺も後味悪いしな。剣突き立てに行くのがベストだろうよ。」
大人悠斗は地面に魔法陣を描き、剣を突き立てる。
「我、ここに契約を結ぶものなり。神よ、我に力を貸したまえ!『ヘヴンズ・ドア』!」
悠斗が詠唱すると、突き立てた剣が光の粒となり、扉を生成する。
「おっし、これでエターナルフロアの前半中盤辺りをショートカットできるはずだ。」
「最下層まではいけないのか?」
「まーさすがにな…外部から干渉できないようになってるらしくてな…
ま、楽のしすぎはよくないってことだ。ほれ、さっさと行った行った」
そういうと大人悠斗はドアを開き、夜刀と咲音を中に放り込む。
「さぁ、準備はできたか?」
「…よし、行こう!」
「いい目だ、行くぞ!」
大人悠斗と悠斗は光のドアをくぐり、エターナルフロアへと入っていった。
次回更新は11月10日の予定です。




