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エターナル・ストーリーズ  作者: 燐鏡 剣斗
Chapter7 「Rest Ordinary」
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82話目 「休息の一コマ『蒼汰&メアリー』」

どーも、作者です。


大変おまたせして申し訳ありませんでした。

やはり私事が忙しくて時間が取れなくてですね…

今後も遅れてしまうことが多々あると思います。

ですが、懲りずに見ていただけると幸いです。


では、どーぞ。

さてさて、今回は蒼汰&メアリー。

この2人には因縁…というべきか、いやむしろ片思いだろうか。

メアリーが蒼汰に一目惚れし、アタックしたが、今のところ成果は出ていない。

しかし、2人のコンビネーションはまるで息があっているかのような動きだった。

エターナル・フロアでの動きがそうだ。

さてさて、今回も懲りずにメアリーは蒼汰にアタックするようだ。

懲りない、だが見ていて面白い。そんな2人を見ていこう。


「蒼汰様ー!」

メアリーは先を歩く蒼汰を走って追いかける。

なぜ蒼汰たちが慌てて走っているのか。

それは3時間前ほどまで遡る。


くじで選ばれたメアリーと蒼汰のペアはとりあえず街へと出ていた。

しかし、突然の出来事で2人共頭の回転が追いついておらず、

どうしていいかわからない状態だった。


「(どうしよう…メアリーさんとはほとんど話したことないんだよね…)」

「(どうしましょう…いざ2人きりとなるといささか緊張いたしますわ…)」

完全に人見知りに対しての反応を示す蒼汰と、

この後どうするべきか、と悩むメアリー。

緊張する気持ちは2人とも同じだった。


そんなことを考えながら歩いていると、道すがら突然

「にゃ~」

となく声がする。

ふとその声に気を取られ、蒼汰は路地裏へと入っていく。

「ちょ、ちょっと蒼汰様!?危ないですわ!」

その後を追って路地裏へと入って行くメアリー。


「にゃ~」

蒼汰が声のする方へと路地裏を進んでいくと、一匹の猫が横たわっていた。

どうやら足に怪我をしているようで自力で立ち上がることができないようだ。

「ここらへんのモンスターにでもやられたのかな…」

蒼汰は猫を持ち上げ、抱きかかえる。

「とりあえず治療所へ連れていかなきゃ…」

後ろに振り向き路地を出ようとした時、蒼汰は気がついた。

「メアリーさん…はぐれちゃったよ」

そう、自分の後ろにいたはずのメアリーがいなくなっていた。


一方、そのころはぐれてしまったメアリーはと言うと。

「ここはどこですのーっ!」

路地裏で完全に迷っていた。

「うう…街中ですからテレポートも使えませんし…困りましたわ…」

途方に暮れ座り込むメアリー。路地は少し冷たかったがそんなこと気にしていられなかった。

「誰か…助けて欲しいですの…」


「メアリーさんは心配だけど…先にこのこを助けてあげなきゃ」

蒼汰は猫を抱きかかえたまま路地裏を抜け、治療所へ走る。

街中では基本的にスキルの使用が禁止されているので、デフォルトの全力で走っていく。

「ハァッ…ハァッ…!」

スタミナを消費しながらも走っていく蒼汰。


「すいませんっ…、治療所はここですかっ…!」

息を切らしながら治療所へ駆け込む蒼汰。

「はいそうですが…その怪我はどうしたんですか!?」

医師が慌てて近寄ってきて、猫が怪我している部分を見る。

「多分モンスターにやられたのかと…すいません、そのこを直しておいてあげてください!僕は用事がありますので!」

そう言うやいなや、蒼汰はさっきの裏路地へと全力で走って戻っていく。


「(メアリーさん、今行くから!)」

再び息を切らしながら走っていく蒼汰。

その心は、メアリーを助けたいという気持ちでいっぱいだった。


「うう…寒くなってきましたの…」

この日はサーバーの関係で日が早く落ちるように設定されていた。

なんでも、時間のズレを修正するんだとか。

「食べ物はありますけど…これだけじゃもう…」

そう諦めかけていたその時、遠くから自分の名前を呼ぶ声がした。

「メアリーさーん!どこー!」

「そ、蒼汰様!私はここですわー!」

だが、その声は声がよく響く路地裏であっても、届かなかった。


「(もう、体が限界…ですわ…)」

最後に大声を出したせいで、疲れがたまりその場に倒れてしまうメアリー。

「(最後くらい…蒼汰様の顔が…見たかったですわね…)」

そこで、メアリーの意識は途切れた。


「メアリーさん!」

蒼汰はメアリーの意識が途切れた10分ほどあとにメアリーを見つけた。

「こんなところで寝てたら風邪ひきますよ?」

そう言ってメアリーを起こそうとするが起きる気配はない。

「まったく、しかたがないなぁ」

蒼汰はメアリーを持ち上げ、おんぶする。

「さて、ギルドに戻りましょうかね」

路地裏を抜け、街中へと戻る。








そしてギルドにつく5分ほど前。

「ん…うぅ…」

メアリーが目を覚ます。

「ここは…?」

「ギルド前だよ」

「っっっ!」

メアリーは慌てて蒼汰の背中から飛び降りる。

「そ、そこまで驚かなくても…」

「ーーーーっっ!」

メアリーは完全にパニックに陥っていた。

そして、意味もなく蒼汰を追いかけ回し始めた。


後にメアリーは幸せな一日だったと語っていた。

次回更新は4月15日です。

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