77話目 「休息の一コマ『大人桜月&エリス』」
どーも、作者です。
最近少し忙しめなので更新の頻度がかなり落ちています。
申し訳ありません。
女の子の着替え…いえ、なんでもありません。
では、どーぞ。
さてさてお次は大人桜月とエリスのペア。
口調、見た目などの要素が女の子なのにも関わらず、性別は男の桜月と、
本来の年齢は低いが、悠斗の力で大人にまで年齢が引き上げられたエリス。
今回は、その不思議な2人組に焦点を当てて行こう…
「いやー、かわいいなーエリスちゃん本当にかわいいなー!」
衣服店に来ている大人桜月とエリス。
大人桜月はいろいろな服を持って、エリスを試着室に押し込み着替えさせていた。
「あ、あの…桜月さん…」
「桜月でいいよー!なにー?」
大人桜月は喜々としながらいろいろな服を店内のあちこちから持ってくる。
「その…恥ずかしいです…」
「えー?そんなことないよ、エリスちゃんは元がいいから何着ても似合うよ!」
そう言って桜月は手に持っていた服を渡す。
「こんなのはどう?現実世界で言ういわゆるゴシック系の服なんだけど!」
そういって桜月が持ってきた服はゴシック系の服だった。
「こ、こんな服…」
「絶対似合うから!初めて見た時から思ってたんだよー!エリスちゃんには何でも似合うって!」
そういうと桜月はエリスに服を渡し、試着室のカーテンを閉める。
「着替え終わったら呼んでね!無理はしなくていいよ!」
といいながらも桜月はカーテンの前から動こうとしなかった。
「うぅ…」
なんだかんだで言い返せなかったエリス。今更返すのも気が引ける。
「私にこんな服…似合うかなぁ」
そういいつつも自分の着ていた鎧を外し、渡された服を着る。
何とも言えない気分だった。自分では似合っているのかどうかもわからない…
「あ、あの桜月さん…」
「着替えられた!?」
バッとカーテンが開く。開いたカーテンの先にはキラキラと顔を輝かせている大人桜月と店員さんがいた。
「おおおおおお!やっぱり似合ってるよエリスちゃん!私の目に狂いはなかったね!」
「お似合いですよお客様!」
大人桜月と店員さんは、少しテンションが上がっているようだった。なぜかはわからないが。
「じゃあこれと…これと…これも!」
大人桜月はいつの間にか持ってきていた服をエリスに渡してカーテンを閉める。
「えぇっ…」
エリスは渡されるがままに服を脱いでは渡された服を着て大人桜月に見せる、ということをしていた。
そして、大人桜月のかごには大量に服が重なっていく。
「ありがとうございましたー!」
女性店員さんが笑顔で手を振ってくれた。
店を出る時には桜月とエリスの両手に大量の服が入った袋があった。
「あ、あの桜月さん…」
「だから桜月でいいってー!なーに?」
「こんなに買ってもらってもよかったのですか…?」
「気にしないでー!私が買ってあげたいと思ったから買ってあげただけだよ!どうせ代金は後でゆーに貰うし!」
桜月は満面の笑みでエリスにそう言った。
「でも…」
「いーの!エリスちゃんはたまには贅沢しないと!それに、マスターだからって気負いすぎると、女の子としての本分を忘れちゃうよ?」
「気負いすぎ…」
「そーそー!たまには女の子らしくしないとね!」
そして、ヴァイスリッターのギルドの前に着いた。
「あと、これだけは言っておくよ。」
大人桜月は急に真面目な顔になってエリスへ向きなおす。
「もし、この先苦しいことがあったらいつでも私たちに言ってね。現在の私たちだろうと、未来から来た私たちだろうと、困ってる人を助けないことは絶対にしないから。」
大人桜月は、強く強く、そう言った。
「…はい!」
「うん、いい返事だね!さて、ゆーたちも待ってるだろうし中に入ろう!」
そういって、大人桜月とエリスは大量の服を持ち、ギルドの中へ入っていった。
そして、大人悠斗に服の代金を請求した大人桜月。その値段を見て大人悠斗は叫び声をあげた。
「な、なんだこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!おま、お前!この金額は何だよ!どうやったらこの金額使えるんだ!?」
「いやぁ…エリスちゃんが可愛くてつい…」
「つい、って金額じゃねぇよ!しかも代金全部俺に請求すんのかよ!」
「いやぁ、あはは…今お金なくて…」
「はぁぁぁぁ!?」
そして、大人悠斗はなんだかんだで服の代金全額を建て替えるのであった。
後にエリスは、女の子として楽しめた一日だったと語っていた。
次回更新は2月1日です。




