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エターナル・ストーリーズ  作者: 燐鏡 剣斗
Chapter7 「Rest Ordinary」
76/96

74話目 「運に任せたペア決め」

どーも、作者です。


これが年内最終更新となります。

次回はちょっと遅目の更新になってしまいますがご勘弁を。

それでは、良いお年を。


では、どーぞ。

「まー、そっちのほうが弄りがいあるじゃん?」

その声とともに、噴水の後ろ側からもう一人の人物が出てくる。

「ったく、お前も来てたのか…咲夜」

呆れたように大人悠斗は言う。

「わーたーしーはー美咲だって何回言わせれば気が済むの君は!」

「悪いが、昔のお前に言ったのはこれがはじめてだ。というか面倒くさいし、咲夜でいいだろ?」

「だめー!私だって自分の名前で呼ばれたい!」


「面倒だろ?姉を見ならえ、ずっと静かに待って…」

そう言いながらもう一人の咲夜のほうを向くと、後ろを向いて口に手を当て、

ぷるぷると小刻みに震えていた。

「どう見ても静かにしてるんじゃなくて笑いこらえてるようにしか見えないぞ」

「どうやらそうみたいだな」

そう言われても未だにぷるぷると震えていた。


「とーにーかーくー!今回の件はこれで収まったんだからいいでしょ!?」

「よくねーよ!わざわざ未来からここまでこさせられた上ゲートも閉じちまってるんだぞ!どうやって戻れと!」

「確かに君が未来から来るようには仕向けたけど、ゲートが閉じたのは自己責任でしょ!」

「うっ…そ、そりゃそうだが!」

「だったら文句を言わない!どうせ悠斗君のギルドで寝泊まりできるんでしょ!?」

「昔の俺の世話になるのかよ…まぁ実家みたいなもんだけどさ」


「よし、じゃあこの件はこれで終わり!解散!」

そういうと、2人の咲夜は噴水の後ろに作ってあったゲートから何処かへと消えてしまった。

「ちょっ、おい待てよ!」

大人悠斗が慌てて追いかけるが、彼の手がゲートに触れる前に、ゲートは消えてしまった。


「だぁぁぁぁ、また話はぐらかされた!あいつはいっつもこうだ!」

頭をわしゃわしゃと掻き立てる大人悠斗。かなりイライラしてるのが端から見て分かる。

「なぁ、とりあえずギルド戻らないか?というかもう寝ようぜ?」

「ん?あぁ、そうだな…今のお前はこのゲームに固定されてるし疲労も貯まる一方だろ。お前は早めに寝とけ。」

「固定?」

「あぁ、気にすんな。後々咲夜の方から説明があるだろ、多分」

そういうと、大人悠斗は先にギルドの方へ向かって歩き出す。

「ちょっ、待てよー」

悠斗はその後を追うように少し小走りで後を追いかけていく。
















そして、翌日。

目が覚めたチーム「ヴァイスリッター」とチーム「ナイトオブラウンドテーブル」、チーム「チャームファンタジア」がヴァイスリッターのギルドに集まっていた。

「今日集まってもらったのはほかでもない。ただの息抜きだ。」

気の抜けた大人悠斗の一言に、皆が脱力する。

「まぁまぁ、いつもいつも気を張ってちゃつかれるだろ?たまにゃ2人で色々なところ回るってのはどうだ?ま、反対だろうがやらせるけどな」

そう言いながら、大人悠斗は皆が囲むテーブルの上におみくじのような六角形の箱を作り出す。というか、どうみても昔の形のおみくじだ。


「この中に棒が…ってまぁそれは分かるか。とにかく、番号が書いてある棒がペアで2本ずつ、計20本入ってる。人数も20人だしな。それで、番号でペアになった人と1日デート…ってのは変だが色々楽しんでくれ。」

そういうと、大人悠斗は悠斗にそれを手渡す。

「ほれ、お前から時計回りで回せ。俺は残ったのでいいぞ」

言われたとおり、悠斗から順々におみくじのようにそれをふっていく。

















「っし、ペアできたなー。それじゃ、今日の夜またここに戻ってくるってことで。解散。」

大人悠斗のその一言で、2人ペアになった各々がギルドの外へ出て行く。

全員が出て行ったのを見送り、大人悠斗は自分のペアに声をかける。

「っし、じゃあ俺達も行くかねぇ…呼び方は千代でいいか?」

「いい。悠斗は悠斗だし、たとえ未来から来ても悠斗に変わりないから。」

「さすが俺の未来の嫁さん、この時から気が強いのは変わらないねぇ。ははっ」

大人悠斗がふざけてそう言うと、千代は顔を真っ赤にしてペチペチと大人悠斗を叩く。

次回更新は2016年1月7日です。

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