18話目 「騎士と姫、兄と妹」
どーも、作者です。
毎日連載、これで一応ラストです。
これを始める前、2週間の休みをいただくと言いましたが少しだけ訂正を。
一週間以内に次の話を上げたいと思っています。
なので、予定がすこし未定となってしまいます。
申し訳ありません。
なので、少しだけお待ちください。
次回は「千代&桜月」編です。
では、どーぞ。
悠斗と蒼汰は前もって聞いていたアルスとエリスのギルドに着いた。
『ナイトオブラウンドテーブル』。
それが、2人の所属していたチームだった。
ナイトオブラウンドテーブルとは、かの有名なアーサー王伝説に出てくる
「円卓の騎士」のことである。
すべての騎士が対等である、という考えからこの名前を付けたと聞いた。
名前にあやかって、チームメンバーも12人いる。
エリスが「アーサー王」で、アルスが「ランスロット卿」の席を取っていた。
ギルドに入ると、円状に囲まれた机が一番に目に入る。
内部は洋風に飾られており、部屋の中心に円卓があった。
その円卓の中心に、アルスは横になっていた。
ほかのチームメンバーらしき人たちは円卓を囲む椅子に座っている。
ランスロット卿の席だけが、寂しそうに開いていた。
「アルス・フェールのチームはここであっているか」
悠斗はギルド内にいるチームメンバーに聞く。
「そうだ、私が副チームマスター代理のパール・フォアルだ。
パーシヴァル卿の席を預かっている。」
そう言って、席を立ちこちらへ来る。
見かけは完全に騎士、だがアルスとは正反対に真っ黒な鎧を着ている。
聖騎士というよりは暗黒騎士、と言ったほうがしっくり来るだろうか。
背中に背負っている剣も長いが、細身の剣だった。
トゥハンドソード、と呼ばれるものだっただろうか。
敵を叩き切るのではなく、切り裂くための武器だ。
「それで、副チームマスターのアルスに何か用か?」
どうやら、アルスはこのチームの副マスターだったようだ。
そこまでは悠斗達も聞いていなかった。
多分、アルス本人にとって何の意味も持たない肩書だったのだろう。
「アルスが切られたのは俺達にも原因がある、だから弔いに来た」
この雰囲気で言えるようなことではないことを悠斗は悪意なく、自然に言った。
「弔いに?お前達に原因があるのにもかかわらずか?」
「原因は俺達だとしても、弔いたいんだ。それが、俺にできる事だから。」
「ふむ・・・まぁよかろう、マスターもそれを望んでいるだろう」
パールは悠斗の真剣な目を見て危険はないと思ったのか、円卓へ案内した。
「我々円卓の騎士はもしチーム内で死人がでたら、こうすることを約束としている。」
「ゲームの世界なのにか?」
「私達にとって、ログインしなくなったメンバーは死人として扱っているのだ。」
「それが、今回は本当に死人が出てしまった、と。」
「誠に残念だ。」
悠斗達はギルド中央の円卓の前に着く。
アルスは安らかな顔をしていた。ただ寝ているだけと言われても不思議ではない。
「すまん、アルス。俺がもう少ししっかりと気を配っていればな・・・」
アルスの前で手を合わせ、黙祷する。
周りの騎士達は、不思議そうな顔をしていた。
もしかしたらこの手を合わせる、という行為は
この人達にとっては珍しいのかもしれない。
数秒の黙祷の後、アルスに背を向けギルドを出た悠斗達。
また、ここに来ることになるかもしれない。
そんな予感がしながら。
悠斗と蒼汰は疲れを癒やすため、ヒーリングズ広場に来ていた。
「おっちゃん、ソフトクリーム2個。俺はチョコ。」
「あ、じゃあ僕はミックスで。」
「あいよ、ちょっと待ちな!」
ソフトクリーム屋のおっちゃんは手際よくソフトクリームを作り始めた。
「んー、やっぱゲームの世界でもアイスとか食べたくなるものだねぇ」
「そうだね、店の人も日本人っぽいし。」
「おっ、あんたら日本人かい!」
「まぁ、今は国籍ねーけど日本人だな。」
「そーだね。」
そんな話をしていると、横から
「すまんが、私もそのソフトクリームもらおうか」
「はいよ、味は?」
「チョコとバニラを。姫がバニラを好んでいてな。」
「若いのに大変だねぇ、騎士さんよ。姫のお使いかい?」
「まぁ、そんなところだ。」
「ほい、チョコとミックスお待ち!」
悠斗達はソフトクリームを受け取り、店を離れようとする。
が、離れようとした瞬間に横に居た騎士の顔を見て驚愕する。
「ぁ、あ、あ」
「ああっ・・・」
「おっと」
その人物は、悠斗達がよく知っている人物だった。
「「アルスゥゥゥゥ?!」」
「おっと、大声を出すな。びっくりしたではないか。」
次回更新は未定(1週間以内)です。




