悪寒がするほど
謎の声「止まれ」
戦場には、似つかわしくない
少女のような少年のような中性的な声が響く
一斉にモンスターの動きが止まり、無防備にモンスター達が声の方に顔を向ける
そこには…筋骨隆々の身の丈3mに分厚い体 赤い肌 二本の角 たぶん
オーガもしくは赤鬼
えっ?そんなに素敵な声?そのギャップに戦闘中なのを忘れ オーガを見つめる
謎の声「あっ違うよ こっちこっち」
ヒョコ オーガの右肩から中性的で小柄な少年のような少女のような しかし額の右側から角が生え 桃色の長髪 白い肌 残忍な紅い瞳
謎の声の?「オジサンさーこっち側のクセになんで邪魔するの?コロしちゃうよ?」
無邪気に微笑みながら
ゾン
いつの間にか右手に現れた刀を一閃する
白太郎の目の前にいたモンスターと白太郎の左手を肘のあたりからきり落とす
白「ぐおぉぉあ」
遠間にいるはずなのに斬撃を飛ばした?
痛みに耐えきれず膝をつき荒い息を吐く
白「ヒール」
結構な魔力を込めたが腕が生えることは、無く 傷が塞がる
謎の声の?「生えてこないね〜」
残忍な微笑みを浮かべながら真紅の刀身の刀を上段に構える
謎の声の?「ボクのカワイイペット達いっぱいコロしたからオジサン死んで」
ニコぉ
ヤバいまじ死ぬかも
謎の声の?「って 気付いてるよ」
ビルを見上げる
群青隊長「チッ」
ありったけの手榴弾を投げ込んで銃撃する
ドドドン ドン
謎の声の?とオーガを中心に爆煙があがる
白「タスラム」
爆煙の中心に魔力弾もオマケで打ち込む
白「サーチ 逃げろビルの人だ!!」
チュドン
群青隊長「ウオッ」
謎の声の?がビルの上にいる群青隊長のさらに上から刀を振り下ろし斬りかかってきたのを言葉になんとか反応してかわしてビルから飛び降りて白太郎の近くの車の屋根に着地する
謎の声の?「面倒クサイな~避けないでよ」
赤鬼オーガ「モモ様 無事デスカ」
くぐもった声で爆煙の中から赤鬼オーガが謎の声の?の名前を呼ぶ
モモと呼ばれた少女?少年?
モモ「うるさいな〜見ればわかるだろ?鬼丸」
鬼丸と呼ばれた赤鬼オーガ
鬼丸「申し訳アリマセン」
しゅんとする鬼丸くん ギャップ萌
近くに来た自衛官の人あの高さ飛び降りて平気だからレベルアップ済みか
どっかで見たことあるイケメンやな?
群青隊長「すいません 助かりました 腕間に合わなく申し訳ない 自衛官の群青 剣と申します」
白「なぬ!? アオイ君意地悪兄?」
ツルギ「へっ なんでアオイを?無事ですか?今どこに?」
詰め寄る剣にあとづさりしつつ
白「あっ アオイ君のバイト先の白熊食堂の熊 白太郎です っつ 話しは後で アオイ君は無事です」
ドン
思いっきりツルギを突き飛ばし自分もバックステップ その間に鬼丸が投げつけてきた車が突き刺さる
モモ「イチャイチャしないでくれる?ボク無視されるの嫌い」
目の前に降り立つモモ 反射的に左の盾で防ごうとする
モモ「オジサン さっきなくしたじゃん」
残忍な笑み
白「グフっ」
腹に深々と突き刺さる真紅の刀
モモ「イタイ?」
楽しそうに無邪気に問いかけるモモ
白「痛いぜ」
白太郎は、モモの頭になでるように触れ
白「ペイン」
モモ「ぎゃー」
モモは、痛みに臆し刀から手を離し飛びづさる
間髪入れず 腹から刀を引き抜きモモに投げつける
が
間に入った鬼丸が大きな手の平で防ぐ
鬼丸「グム」
モモ「痛いのが一番嫌い」
悪寒するほどの魔力がモモからほとばしる




