味方 忠告
さて新宿に向かうことを決め、救出した皆さんに報告し、概ね同意を得られたので、準備開始!!
とりあえず徒歩は、子供が多く危険だし時間がかかり過ぎるので、車での移動に決定、幸い乗り捨てられて鍵のついた車がたくさんあるからね、運転手は、助けた女性のなかから募り、車の
強化と食料・物資の準備を行う。
経路は、道幅の広い甲州街道を真っ直ぐ進むことにする、通り沿いにある車やガソリンスタンドで燃料の補給やコンビニやチェーン店などがあり食料の補給が簡単なので決定。
車は、タイヤをパンクさせられないようにカバーを打ちつけて守り、ガラス窓にも鉄柵を貼り付ける車の先端もある程度補強し天井には見張りや戦闘に備えて乗っても落ちないように柵とハシゴを取り付けバンパー弓 簡易バリスタを取り付ける。ホームセンターっていいよね~。なんでも揃う、図画工作得意でよかった。なんだかんだで準備に3日程かかったが皆さんが思いのほか協力的で助かりました。
問題がない訳では、ないが…
サヤ「ちょっと こっち来ないでよ」
ロゼ「ロゼお手伝いしたかっただけなのに…」
八郎「大丈夫?ロゼちゃん?そんな言い方は、ないんじゃないですかお姉さん」
サヤ「ひっ」
走り去るサヤ
八郎「あっ」
呼び止めようとしてうなだれ諦める八郎そんな八郎の服をギュっとつかむロゼ
八郎「ロゼちゃん アオさん達のお手伝いに行こうか」
ロゼ「うん」
ムムむむむ
バシ 物影でそっと見守り悩んでいたら後ろから頭を叩かれる
気配なかったぜ
ガブ「物影からムム じゃないわ」
白「気配消して殴るの卑怯やぜ」
ガブ「おぬしの修行がたらん 魔法やスキルだけに頼るなよ」
白「へい」
ガブ「何を小難しく悩んでおる」
白「う〜ん やっぱり救出した人達ちゃんと説明したんだけど 八郎やロゼの事をさけてるというか怖がっているというか…」
ガブ「ま〜さけてるし怖がっとるし完全に魔物を見る目でみとるの」
白「だよな〜どうしよう」
ガブ「どうにもできんぞ 人間なんてそんなもんじゃ 自分と感性・姿・能力・行動 少し違うだけで 偏見・差別のオンパレード 口だけの大好き多様性のわり 多様性を認められない人を受け入れない矛盾 影でコソコソ他人の悪口を言い 相手の悪い所を見つけては正義の刃をふりかざす そうかと思えば見ず知らずの不幸に涙し 他人より心が豊かだとわが物顔をする…哀しいかなそれがワシの見てきた人間じゃ」
白「重っ」
ガブ「だが死を待つだけの傷付いた汚らしい老猫を看病し、家を与え家族になってくれるような お人好し馬鹿人間もおる そんな二人だけでも味方がおれば ふたたび死を遠ざけ歩き出せるモノもおる」
白「ガブさん」
ガブ「白太郎 姿かたち違えど信頼でき してくれる味方が一人でもおれば歩いていけるもんじゃ お主なら 極大の馬鹿お人好しのおぬしなら 肩を貸して一緒に歩けるじゃろ?」
白「…ありがとな 肩かそか?」
ガブ「やめい 気持ちのわるい 麗しき姿のワシに絡んどる 変態オジサンに見ゆるぞ」
白「キツ〜」
ブッハッハッ
白「じゃ〜肩貸しに行ってくる」
ガブ「ふん クリーンかけて行けよ」
白「えっ嘘臭う?」
ガブ「はよいけ」
白「へ〜い」
八郎達の向かった方に走り去る 一応クリーンを唱えて
ガブ「さて サヤじゃったかの?隠れず 意見があれば言えばよいのに それにおぬしそこまで アホウじゃなかろう 理解しておるのに何故あんな事を言う?」
物影からでてくる サヤ
サヤ「他人には、わかんないわよ」
ガブ「わからんから 人には 言葉があるんじゃないのか?」
サヤ「あんた達なんかに言ってもわかんないわよ」
走り去ろうとするサヤをガブが羽交い締めする
ガブ「わからん これが思春期か?」
サヤ「離してよ」
ガブ「お前も理解してやりたかったがワシは、あやつほどお人好しでは ない まず人じゃないし だから忠告しておく あの子達 ワシの家族を傷つけるな…身体が強くとも心は、傷がつく… その傷は、本人だけじゃなく ワシも痛い わかったら振り向かずお前の味方の所へ行け かかわるな アカルの友達を殺したくない 行け」
サヤは、自分に向けられた本物の殺意
に足をよろめかせながら去っていく
ガブ「こんな ワシは、いつか嫌われるかの…月夜様」




