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そこに、彼女の顔

そこのお前。


そうだ、お前だ。


この話が読みたいか?


なら、




作者が落とした軍隊キューピーちゃんのストラップを見つけてきな。


by 宮義 麗央

 今日は日曜日だ。


 俺は今、英里の手を引いてデート中。


よく付き合ってた時に一緒に行った店とか、公園とかを懐かしみながら二人で歩いてる。



 敦士は俺達が復活したことを知らない。


だから、街でバッタリ『こんにちは』してもいいように、常に戦闘態勢だ。


どっかの誰かみたいだな。



 予想通り、罪悪感は残ってる。


でも、それ以上に彼女といる時間が楽しくて、俺はすっかり昔に戻ってた。



「はい、麗央!」


 映画館で上映前にポップコーンをくれる英里。


俺は受け取らず、そのまま英里の手からポップコーンを食べる。



 日菜の場合、こんなことはさせてくれない。


と、いうよりお菓子は独り占めだ。


手を出そうものなら俺まで食われる。




 感動ものの映画は、必ずと言っていいほど、泣く。


英里じゃなく俺が。


すかさずハンカチで涙を拭いてくれる英里。



 日菜の場合は、彼女も一緒に泣いちゃうんだ。


そして俺の服で涙と鼻水とヨダレの三種混合物を拭く。


逃げようものなら撲殺して捕獲。




 映画中によく寝てしまう英里。


いつも俺の肩を貸して寝かせてやる。


この瞬間が俺は一番好きだったりする。



 日菜の場合、たまに寝てしまうが、俺は肩を貸せない。


さあ、ここで三択クイズだ。


どうして俺は日菜に肩を貸せないでしょう?


正解者には賞味期限が一週間切れた卵をプレゼント。


【選択肢】


1.酔いつぶれたオッサンのように寝てしまうから


2.酔いつぶれたオッサンのように寝てしまうから


3.酔いつぶれたオッサンのように寝てしまうから



わかったか?


答えを発表する。



正解は2番だ。



日菜は背中が座面にくる勢いでダラッと寝るんだ。


はみ出したパンツを隠すのが毎回大変だったりする。




 映画が終わって英里の買い物に付き合う俺。


一緒に服を選んであげたりするのは結構好きだったりする。



 日菜の場合、俺は妖しい店に連行される。


そしてなぜか俺用のコスプレグッズを買いあさるから、できれば日菜と買い物はしたくない。




 帰り際、英里は笑いながら少し寂しそうに手を振る。


これがまた切ないんだな。


離れたくなくなってしまう。



 日菜は、いつも忍びのように姿を消す。


離れたくないと俺が思う前にいなくなってる。




 英里を送って家路につく俺はふと気づく。


いつも英里と日菜を比べてることに。



そして、英里といるのは楽しいのに、反面で日菜が恋しい自分に気付いてしまう。



日菜……どうしてるのかな。


家に帰ったら勉強しよう……。


『殺し屋一家の十戒』で登場したスナイパーライフルはクロス・ガーディアンの殺し屋、鮮血の黒豹からレンタルしたものです。


トマトが切れる包丁は料理が得意な主人公、リキからレンタルしています。

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