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04 だってそのコンボはベッドに座ってェウああああ二次創さくウワアアア!!

 まずは一番簡単な照明魔法から。

 使用者に追従、任意の場所に移動可能に。

 移動させる場合は使用者の魔力をターゲットにした。


 続いては機敏魔法。バフ魔法じゃんと思われるかもしれないが、そっちは別口で作ることにした。これはゾンビ化解除セットに組み込む用に創作する。

 創作魔法、創作ダンスのノリで作れちゃうので。


 僕の腸、そしてリゼッタの腸にも刻む。

 創作魔法のせいで周囲の魔力をゴリゴリに消費してるからな……。


「よし、オッケー。ゾンビにさせてゴメンね」


 リゼッタをゾンビにしてしまった自分が許せないよ。


「いつか元の姿に戻したいと思ってるんだ」


「そんなことを気にしておられたのですか? 今の私はゾンビに忌避感はないでありますよ」


「は?」


「出会ったときは屈辱の極でありましたが。ふふっ」


 あー、ヒロインと出会うシーンは……確かに。

 誇り高き騎士(リゼッタ)が、たかがゾンビ(僕)に助けられるってシナリオだったしな。


「むしろ私がエリュシオン様を、ゾンビにしてしまったのが心苦しいのであります」


 ゲーム転生なんて不思議なことが起きてるし、僕のはゲームの仕様が反映されてる可能性も高いからなあ。

 ションボリしちゃったよ。


「復活のルールみたいなものなんだと思う」


 ってことにしておこう。

 リゼッタのせいではないと伝える。


「それに僕のほうこそ、ゾンビに忌避感はないよ。元がゾンビだったし」


 リゼッタを仲間にするためのゾンビだし。

 現実になったから臭いのはアレだが。


「でありますか」


「とはいえ、だ。外見を保つのに必要な魔力を確保しておくアイテムが必要だ」


「我々、突然ゾンビになりますからなあ」


 ゾンビ化解除セットが切れないように、自動チャージするアイテムか……。


「まずは創作魔法の分を作ってしまおう」


 またゾンビになっちゃうので、テキパキやる。

 錬金、鍛冶、服飾、バフ用の強化に弱化魔法、戦闘の要であるマジックミサイルを魔弾魔法として新規開発した。


「お゛し゛ッ゛。て゛きたっ!」


「おめでとうございます、エリュシオン様!」


「次は錬金魔法で、魔力チャージ専用アイテムを作ることにしよう」


「なるほど、魔力をためるための時間が必要ということでありますな?」


「そのとおり!」


 自動で吸収するし、こっちが能動的にチャージ可能なアイテム。


「吸魔の結晶の作成か゛い゛し゛……ン゛?」


「エリュシオン様だけゾンビ化しておられますな。清浄魔法の魔法陣は起動し続けておりますし」


「ふ゛ー゛む゛」


 無からアイテム作成は、魔力で作るからコストが高いってことか。創作魔法ほどではないから、ゾンビ化は僕だけなんだろう。

 錬金魔法がこうなら、鍛冶も服飾もゾンビ化解除セットが切れるってことだ。


 吸魔の結晶が完成するまで待って、魔弾も試すことにした。

 戦闘時にいちいちゾンビ化したら厄介だからな。


「ダンジョンの壁は壊れないよな?」


「は。あっち側は私が閉じたので破壊可能であります」


「了解。では反対側を。魔弾斉射──火焔──ッ!」


「おおっ! なんと美しいのでありましょうか」


 ジェットエンジンの炎が連射されてる。そんな感じ。連射速度はFPSの連射系武器くらい。必殺系みたいなドブゥゥゥゥゥゥな連射まではいかないくらいというか。

 自分で見てもビックリな絵面です。


「魔弾はゾンビ化しないなからセーフっと」


「うぅむ、私の出番がなくなりそうな素晴らしい魔法であります!」


「いや、そんなことないと思うけど? 前衛がいてこそ後衛の火力が輝くんだよ。リゼッタは守りの要なんだから」


「お、お、おほっお褒めの言葉、ありがたき幸せであります!!」


 リゼッタは大げさカワイイ。


「まあ、どんどん作っちゃうね。引きこもりの時間はそろそろ終わりにしたい」


「確かに! エリュシオン様の御再誕でありますからな。まずはダンジョンのボスをいただきましょうッ! 近くでありますしご案内できるであります」


「ほほう! それはいい案だね」


 ではサクサク装備を整えて行きましょうぞ!


 作った吸魔の結晶を、鍛冶魔法で腕輪に組み込む。腕輪にはゾンビ化解除セットの魔力を感知するようにしてある。なお、お揃いである。

 切れかけたら自動チャージで、っと。


 そして防具だが……。


「ま、町娘Verでもいい? ゴリゴリ強化するしッ」


「あ、あんまりじっくり見ないのでありましたら……あれは、とても恥ずかしかったであります!」


 3Dで表示されてるリゼッタを、クルクル回しながらアップにしたり、角度変えたりしたり。そうやってスクショをいっぱい取ったときのことは、リゼッタもしっかり把握しているようだ。


「うっ、ご、ごめん。ジロジロ見ない」


「で……で、ありますれば……」


 赤い顔。

 上目遣い。

 頷くモジモジリゼッタ。


 そのコンボに僕はやられてしまった。


 去れ!

 頭ん中の二次創作ッ!

 去れぇい!!


 そのコンボは危険だッ!

 だってそのコンボはベッドに座ってェウああああ二次創さくウワアアア!!


「エリュシオン様?」


「た゛ん゛て゛も゛な゛い゛」


 僕はアイテムと装備の制作を、真面目に進めた。

 いや、ホント、ちゃんと作ってるよ。

 防具は生命線だし。


 布装備だから、どうしても防御力は金属装備よりは劣ってしまうし。

 しかし今の僕立ちに必要なのは魔力総量。

 ローブや服系防具は、魔力系にブーストをかけられるからね。


 ゆえにこの選択は間違いじゃあないのだ。


「つ゛き゛は゛──ふ゛き゛と゛ぁ゛」


 めん棒には衝撃ボーナスを付けて攻撃力をアップ。

 フライパンには反発ボーナスを付けて防御力をアップだ。


 ゲーム的にはインパクト・オブ・ショートスタッフと、リパルジョン・オブ・イミテーションバックラーとかいう名前になった気がする。


 ちゃうねん。

 めん棒とフライパンだからいいのだ(・・・・・・・)。

 そしてシステムに縛られない強化が可能な今!


 究極のめん棒と、究極のフライパンが完成したのだッ!!


「エリュシオン様の不思議な情熱は、相変わらずであります」


「や゛む゛を゛得゛んのだっ」


 推しの魅力を引き出すためにはな!!

 僕の?

 僕のは『ドイツ軍服 フリー素材』で検索したら出てくるヤツだよ。


 黒系の帽子+ロングコート+ブーツな感じの。

 それでいい。

 目立つ必要はないけど、カッコいいヤツさッ。

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