諦念と仮託
職場ではたまに女性スタッフが退職するのを送る会というヤツが行われます。結婚しても続けられる職種ではあるのですが、妊娠した時点で退職が約束されているのがこの業界。よほどの奇跡にでも恵まれなければそのルートを辿ることになるわけです。
筆者はこれまで幾度かそうした会に参加してきました。恒例の一人一言コーナーで順番が回ってきたトコロで、まさか“こんなのスゲー間違ってる!!”とか騒ぎ立てるわけにもいかず、キモヲタ的にキョドりながらテキトーな語句並べてたワケです。
本編書かされているときに感じた焦燥感がここに繋がっていると気付いたのは、ついさきほど長女と三女を風呂に入れながら自分の身体を洗おうとジタバタしてた時でした。
「ねー、ナニろくでもないこと考えてるの?」
基本おバカキャラなのに妙に鋭いトコロのある長女がそんな不平を並べてるのに、そんなちいさな疑問にすら満足に答えられない自分に恥じ入りました。
退職を部活の引退に。アイデンティティの喪失を手放せなかった生徒証に仮託したっぽい本編。男女間で交わされる二人称はなぜか女性側だけが流転しますし、お互いいろいろ諦めたその結果が違い過ぎるのもアレな感じです。
今これを書いてる瞬間だって、本来はこんな文章が書けるはずがないのに、書き始めたら結末が見えてて、読み返すと“コレどっかでみたヤツのコピペじゃね”感が満載になるのはアタマがおかしい証でございますよね。




