大家族
全裸にガンベルトで知られる警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」ですが、地味に大家族であることはあまり知られていません。両親に祖父母、小学生の妹と乳児の弟というラインナップですが、おじいちゃんとおとうさんはなぜか下半身裸。血筋でしょうか? なお、家庭内で唯一武装しているピーポくんは今年37歳になるそうです。
この看板が掲示されている西新宿4丁目のこのエリアは、かつて東京都住宅局の都営角筈アパート(昭和26年建設)が建っていました。その後2009年に東京都新宿住宅展示場となり、2020年に東京オリンピックの大会関係者輸送拠点として再整備され、広大なモータープールとなりましたが、新型コロナウィルスの影響で大会規模が縮小されたことから、ほとんどの区画が未使用のまま現在に至ります。
最近は一番南側の区画を仮設の「東京西新宿水素ステーション」として週3で運用中ですが、それ以外の区画はコンクリの隙間から雑草が生い茂り、隙間の街路ではスケボーやスバル車(近くのディーラーの整備後の走行テスト?)が走り回り、上空では羽田に降りる航空機が二列に並んで降下していきます。人影がまばらなこともあり、ネタ合わせ中の芸人、上裸で日光浴するおじさま、ヒップホップ系の音楽で舞踏する求道者、ドッグランじゃないのにランさせてる飼い主、無許可の撮影で職質食らってる自主制作系の若者チームなど、実にさまざまな人間模様が垣間見えます。
周辺では「留置所が引っ越してくるとはけしからん」「隣に小学校あるから工事とかムリ」「渋谷警察の所轄が新宿くるとか頭おかしい」「代々木の治安は誰がまもるんだ!?」など、さまざまな声が聞かれますが、そもそも築五十年の代々木警察署の躯体に東日本大震災でヤバめなヒビが入ったから結構急ぎ目で移転先探してたら用地取得で民間に負け続けて結果がココ、という顛末のようで、ピーポくんも涙目です。




