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赤ちゃんと高校生男子の日常。  作者: 夜凪


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ブクマ150越え、ありがとうございます!

嬉しくて1人ニマニマしてます。

ハルと大成初対面→ハル人見知り→大成ハルを無理やり抱っこで逃亡→テレポーテーションして俺の所に戻ってきたよ←イマココ



凍りついた空間にハルの泣き声だけがひびく。どうすりゃイイんだ、これ。

大成は無言のまま空になった自分の腕の中とハルを交互に見比べてる。


やがて、ハルが満足したのか抗議泣きを止め、それでも警戒した目のまま大成を見つめる。てか、……睨んでるね、これは。



「ここに居たよな?」

そんな視線を受けながら、大成が手を握ったり開いたりしながらポツリとつぶやいた。

「……そうだな」

他に言いようもなく、肯定する。

ごまかしようがないしなぁ、アレは。

「で、今そこに居る、と」


再び、沈黙した後、大成がまた、ハルを俺から抱きとった。

「あう!」

抗議の声と共に、ハルが消え、俺の元に戻ってくる。どうも、コツをつかんだらしい。

「あだぁ〜」

勝ち誇った声で大成を見るハルの顔はドヤ顔になってた。かわいい。


「スッゲェな。瞬間移動ってヤツか?」

大成の顔がキラキラの笑顔になってる。

SF好きだったっけ?

「あ〜よくわからん。俺も、ハルが移動したのは初めて見たし」


「まじ?!ハルがって事は他にはなんか出来るん?」

言葉尻をうまく捉え、すごい勢いで詰め寄られた。思わず仰け反るとハルが嫌そうな顔で大成の顔を押し返した。


「バナナとか、スマホとか?物を移動するのなら確認したカナ?」

「その心は?」

「たぶんその時ハルが一番欲しかった物?」


重ねられた質問に首を傾げながら答える。

て事は、今は切実に俺の元に帰って来たかったって事か。なにそれ、可愛すぎる!

思わず、ハルを衝動のままに抱きしめてスリスリするとキャッキャッと声をあげて笑った。……あ〜〜、かわいい!


「おい、そこの叔父バカ帰ってこい」

ハルの可愛さにウットリしてたら頭に衝撃が走った。どうも大成に、はたかれたらしい。

「痛い」

「うるさい、話が進まないだろ」

抗議の意味も込めてジロリと睨めば、呆れたようなため息と共に返された。


「で、他に出来る事はないのか?」

改めて聞かれても。

「さぁ?何しろハルはまだ喋れないし、なぁ。確認のしようも無い」

肩をすくめて答えれば、やる気ない、と不満そうだ。

「とりあえず、ばれてる人数を極力少なくしたいなぁ、って思ったのが昨日の事だし?ま、早速ばれたんだけどさ」

「……ダメじゃん」


再びため息をつかれる。

「だって、他にどうしろと。力使っちゃダメって言い聞かせたところで理解できるか微妙な線だし。俺だって困ってるんだよ」


一応、考えはしたんだけど、堂々巡りで諦めたんだよな。

最大の難点は、ハルがまだ1歳にもならない赤ちゃんだって事。

自分の名前や幾つかの単語しか理解してない現状で出来る事なんてたかが知れてる。

せいぜい根気強く繰り返す位だけど、即効性は皆無。じゃぁ、理解するまでは周りが上手く立ち回って隠してやるしかない。


ずっと家にこもってるのも可哀想だし、手伝ってくれそうな人出が増えるのは、この際ラッキーだったと思おう。

「ま、仲間が増えて嬉しいよ。一緒にこの秘密を守っていこうな〜」

ぽん、っと肩を叩けば微妙な顔をした後、何かを割り切ったようにニカっと笑った。


「ま、どうせこの夏は特にやる事なかったし、お付き合いしましょ。いっそ優兄や隆太も巻き込むか?」

優兄と隆太……ねぇ。

「2人とも忙しいだろうし、悪いじゃん?」


隆太は友達多いし、休みの間中予定詰まってそうだし、優兄も大学入ってから付き合い多くて大変そうだし、ねぇ。

「俺だってそこそこ人気者なんだよ?なんか俺に対する気遣いとかは無いのかよ?」

一見不満そうに言ってくる大成を見つめる事数秒。

うん。目が笑ってるし。


「だって、もうばれたし。大成だし」

「ひでぇ」

大袈裟に嘆く大成に笑いながら肩を叩く。

「諦めろ。俺とお前は一蓮托生だ。てわけで、早いとこ和解してくれな?」


イヤイヤとしがみついてくるハルを俺が抱いたまま密着させてみる。

ハルを真ん中にサンドイッチ状態だ。

「あぅあぅ、あだだ〜」

不満気に叫ぶハルは本気で嫌そう。これ、仲良くなれるか?時間かけたら何とかなるのか?

「とりあえず、仲を深めるために散歩でも行ってみるか?」



せっかくだからと、試運転も兼ねてベビーカーにハルを乗っけて散歩に出発する。

不機嫌そうだったハルも、大好きなお外&初めて乗るベビーカーのダブル攻撃に楽しそうだ。


ベビーカーには荷物載せるカゴが下の部分に付いてたり、カバンかけれるようにフックが付いてたりとなかなか積載能力抜群だ。

しかも、ハル自身も抱っこしなくていいからかなり楽。

可愛いけど10キロはやっぱり重かった。

米袋を常に運んでるのを想像してくれ。キツイだろ?

しかも、赤ちゃんは荷物が多い。

オムツに始まり着替えに水分補給の飲み物、ちょっとしたおやつ、大小のタオルにと詰めていったら結構な大荷物になるのだ。


それらをスッキリ乗せて運べるベビーカーはマジで神!って感じだ。

最近痛くなってた腰が休ませられる。

誰だ、ジジイ臭いって言ったやつ。

お前も一式持って夕飯の買い物してきてみろよ。絶対、俺と同じになるから。


……いかん。脱線した。

今回は前回より少し遠いけど遊具があって子供が多そうな公園へ行ってみようと思う。

友達出来るかな?



では、いざ行かん公園デビュー第二弾だ!






読んでくださり、ありがとうございます。

次回はいざ行かん若奥様の群れへ、です(笑)


6/17活動報告に小話載せてます。

育児とあらすじに書いときながらちっとも育児話が無いので、ちょっとだけ。読まなくても本編にはまるで影響はありません。

おヒマな方だけどうぞ。


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