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20話

今日は朝更新。

出来る限りの注意を払いながら、森へ足を踏み入れる。目標額まであと少し、一番気がゆるむはずの現在、それでも慎重に、慎重に森を進んだ。オークを見つける。第一射としてマリが弓を引く。さあ開戦といつものようにオークを狩る。最近は、みんな魂のレベルが上がって身体能力が上がってきたから、より安全に そして品物になるオークをあまり傷つけないように急所を狙ってとどめを刺す。

ベルなんかは、完全に大剣を振るえている。前までは重さを勢いでごまかしていたり。上から下へ重力に従った一撃を放っていたのに、今では横に鋭い一閃でオークの首と体を斬り離す。

 エリーゼは、速度に磨きがかかって引き付けてなくても自慢の速度で背後から一突きしたり、完全な間合いに入ってのどを一突き。

 マリとリリアは、遠距離からの援護だからわからない。ただ、激しく動く僕たちに誤射していないからすごいと思う。

 僕も負けてはいられず、自身の武器となる不可視の間合い詐欺の短剣でオークを倒す。最初は必要以上に刺して、殺していたが今はそんなことしない。命を奪うことになれてしまった気がする。ただ命のやり取りだ、殺せてなかったら逆に殺される。この辺は頭で思うだけで、心……魂では納得している。そんな僕の魂のレベルはなかなか上がらない。リリアと二人きりになった時に、異世界人は魂のレベルが上がりやすい補正があるのに謎だ。


オークを解体し、僕が荷物持ちとして収納。あたりはまだ戦闘時に飛び交った血のにおいが漂う。奇襲が得意な僕らが突然奇襲された。突然飛んできた木。よけることができずベルが吹き飛ばされる。


のしのしと効果音がありそうな風貌で歩いてくる醜悪な顔の魔物。口の周りには、何か動物を食らったのか血がついている。魔物はにやにやしながら僕たちを見る。巨漢な悪魔。その名は「トロール」。こいつが例の足跡の魔物だったのか。


エリーゼは、すぐに吹き飛ばされたベルのもとへ向かう。

リリアは、魔法で攻撃をするが、あまり効果がない。痛みを感じてないように見える。

マリと僕は逃走を考えるが、先ほどの投合から難しいと判断。


「このやろー」

ベルは血を「ぺっ」って吐きながら戻ってきた

「魂のレベルが上がってなかったら、今のでつぶれて死んでたわ」


にやにやしたトロールは、手にした樹木で横に薙ぎ払ってくる。これは大剣を地面に突き刺し、剣の腹でベルが受け止める。

ベルが、攻撃を受け止めてくれるが芳しくない。奇襲されたときのダメージが大きかったようだ。エリーゼのレイピアでは、突き刺せばあの脂肪で折れてしまうだろう。マリは離れた場所から目を狙った射撃。リリアも同じように、氷柱を柔らかそうな部位に向かって放つ。


魔法はイメージ。ただ、あの巨漢の致命傷になりそうな魔法がイメージできない。炎で焼く?森で危険だし。軽いやけどで終わりそう。実際よく見ると怪我のあとが、こいつとやりあった冒険者がつけた傷であろう。ってことは、口の周りの血は人間のもの?魂のレベルも上がっている?


恐る恐る、トロールを鑑定してみた。



☆トロール

レベル57

質:F

量:B

密:E



僕らは、遭遇してはいけないものと遭遇してしまったようだ。


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