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18話

焚火の後始末をして、僕らは今日の予定を立てる。


「風向き的に、街の方向へ血の匂いは流れて行ったでしょう。もう力業になるけど、マリ達は街に蛇行するように向かっていこう。北に行くには不確定要素が多いし、依頼の期限的に帰れなくなるのは不味い」

特に否定することはないので、

「じゃ、行こうか」


森の中でいろいろな生物の痕跡は見つかるが、コボルトに会えない。常時依頼のゴブリンは時間の余裕がないから、見なかったことにした。それから夕刻、焦りが出てきたときについに求めていたものを見つけた。ゴブリンとコボルトの小競り合い。漁夫の利を得ようと少し潜伏。意図して魔力を抑えようとすると昨日のことを思い出して赤面しちゃう。倒れているゴブリンは8。コボルトは3。残りは、ゴブリン3のコボルトは6。手慣れた奇襲でゴブリンでもコボルトでも関係なく倒していく。小競り合いで弱っていたから、簡単に戦闘は終わる。後始末のほうが面倒だったくらいだ。依頼の目標数は達成したから、街の方向へ向かって歩く。気を緩めたりはしない首元のチョーカーに。更には斥候の師匠マリのバンダナ。無駄な戦闘にならないように注意して生き物の痕跡を見て歩く。よく見て歩けば薬草なんかもあるからよいお小遣い稼ぎになる。


お昼ちょいすぎのころには帰ってこられた。受付に納品して、依頼達成料をいただく。ついでに薬草やゴブリンの討伐部位のほうも納品する。そして手渡されるのは、金色のタグ。これがCランク冒険者の証だ。金タグペンダントにしなくてもいいから、僕たちは髪飾りのワンポイントにしている。いざつけようとしたとき、もらった緑のバンダナを被ったままだったことに気が付いた。このバンダナは、左肩にでも巻いておこう。徐々にアクセサリ-が増えてきたけど格好は、初心者の時のままだ。少し良いものに変えようかな?


待合室に行くと、リリアは首から銅タグを下げていた。ベルとエリーゼは、髪留めとして僕とマリと同じようにして待っていた。


「昇格おめでとう」

と、リリアが抱き着いてくる。

「これでパーティーの格がさらに上がりましたわ」

「とりあえず、宿に帰ろう」と、パーティーリーダーのベルに従い宿へ帰った。



「改めて、方針を決めようか」

「そうですわね、ツバサ。リリアの目的はランク上げと迷宮都市へ行くことでしたよね」

「マリはその日暮らしのちゃらんぽらんだから、みんなで決定に従う」

マリの頼もしさが現在かけらも感じなくなった。


「僕は、とりあえず迷宮へ行ってみたいけど。色々な冒険をしたいな。今回のことだっていい経験になったし」

「アタイは、ツバサに従うのみ」

「なら、Cランク四人になったし、迷宮も護衛依頼も挑戦できるし、色々やろうや。明日は、準備。明後日には、この町から旅たとうか」


その後、久しぶり感じるリリアとの就寝に待ったの声がかかった。


「マリとツバサのちっこい者同士が、寝たほうがいい。みんな疲れがとれる」

「今までなんも問題なかったし、別にいつも道理でいいはずだわ」


と言い合いを始める二人をよそに、僕はしっかり寝られていなくて うつろうつろだったから、先にいつものベッドで寝かせてもらった。いい夢見られそう。




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