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42話 その先進んだ終着点で⑪
「ならば手を貸せ。私に利用されろ。」
ここまで聞いた上で、それでも協力の提案?
元より選択肢が制限されてるのはそうだが、その真意も気になるところ。
「使い捨てれる便利な駒が欲しいってか?」
「そんなところだ。だが、暴れる舞台を用意してやる。」
「話の先が見えない。何が目的だ?」
「この状況で長話でも聞くか?」
思考が極限すぎて失念してたけど、確かにこのままで居たい状態ではない。
「それは…遠慮したいな。」
「まぁ、相応の理由があるとだけは言っておく。
選べ。私に協力するか、しがない罪人として捕らえられて終わるか。」
そんな実質一択の聞き方、ずるいじゃん。
「…それで『赤霧の鎧』に、何を求める?」
「上層の連中に一泡吹かせてやるんだよ。
お前には、その種火になってもらう。」
…上層に恨み? 単純な破壊願望とか、そんなもんには見えないし。
「細かいとこ考えてくるから詳しくは後日改めよう。
だが覚えときな。もう好き勝手するって選択肢はもう消えたことを。」




