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第5話 料理配信

 18時30分。

 本業(趣味)が始まる。


 今日は『クロマリンク』の黄色担当、黄瀬ミレアの料理配信がある。

 料理配信だから、もちろん実写。

 彼女が料理配信することは初めてで、俺もドキドキしている。


 ……この前の配信で今後やりたいことを発表してたけど、その時にも言ってなかったし、リスナーにはサプライズ配信ってことなのかな?


 俺はパソコンを開きながら待機する。



 数分後、配信が始まった。


 黄:『やっほー! みんな元気してた? クロマリンクの黄色担当、黄瀬ミレアです!』


「やっほー!」

「今日は料理配信?」

「初めてだよね?」

「ミレアの料理楽しみ!」


 リスナーも思い思いにコメントする。

 彼女の料理配信が初めてだから、みんな興奮している。


 黄:『どう? 画角大丈夫かな?』


 ーーガチャガチャ。

 彼女のカメラの画角調整をする音が、配信先の自分達にも伝わる。


 黄:『今日はね、料理配信をしようと思う! 私も急に企画したことだから、みんなびっくりしたと思うけど、楽しんでね!』


 黄:『それでね、今日の配信。料理企画の最初の料理は…肉じゃが!』


 黄:『私自身あんまり料理する方ではないから、慣れないところもあると思うけど、なんとか頑張るね!』


「応援してる!」

 俺はすかさず、スーパーチャットをうつ。

 Vtuberの料理配信は大好きだがら、ぜひ今後も続けて欲しい。


 黄:『おっ! アカケンさん、スパチャありがとう! いつも応援してくれるよね。 頑張るね』


 ……え?

 俺にお礼を?


 いやいや……確かに彼女はスーパーチャットを送ったら、なんなら普通のコメントでもお礼をくれるけ!ど、今回は今までの感謝もくれた。


 ……なんか嬉しいな。


 配信を観る自分にも一層力が入る。


 ※※


 早速彼女の料理が始まる。

 慣れてないとは言いつつも、彼女の包丁捌きはけっこう上手で、テキパキ物事が進んでいく。


 ーーが、突如!



 ガッチャーン!

 配信内で大きな音が鳴るとともに、自分の見ていた画面が宙を舞い、反転する。


 黄:『ごめーん! 料理にカメラ落としちゃった!』


 黄瀬さんがカメラを落としてしまったらしかった。彼女は一回待機画面に戻した後、カメラを直した。


 黄:『本当にごめんね。 変なもの映ってなかったよね?』


「うん」

「映ってなかったよね」

「逆に見たかったww」

 コメントが飛ぶ。


 ……確かに変なものは映ってなかった。というか、確認できるほどの時間をカメラがほったらかしになっていなかった。

 ただ、一瞬映ってしまった彼女の部屋、とても見覚えがあった。

 まるで、うちのアパートみたいだ。



 ……いや、ないか。

 うちのアパートと似てるレイアウトの部屋なんていくらでもある。


 それに、彼女が配信を楽しく続けられるようにするためにも、余計な詮索は禁物だ。



 ※※



 配信開始してから1時間。

 料理配信が終了した。


 ふと壁の時計を見ると、時刻は19時30分を指している。


「そろそろ、俺もご飯にするかな。冷蔵庫何があったけ?」


 俺が冷蔵庫の余り物で晩御飯を作ろうと席を立った瞬間ーー!



 ピンポーン


 突然インターホンが鳴った。

 誰だろう。

 俺何か頼んでたっけ?


 急いで玄関に向かい、ドアスコープで確認する


 ……と、なんとそこには大きな鍋を持った黄城さんが立っていた!

お読みいただき、誠にありがとうございます。

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