第3話 コンビニ
家の近所のコンビニに着いた。
「いらっしゃいませ〜」
店員さんが挨拶をしてくれる。
俺も挨拶を返す
「こんにちは。青菜さん、今日も頑張ってるね」
「お疲れ様です。赤石さんはお腹でも空いたんですか?」
「そうそう。ちょっとお腹空いちゃって…」
そう。
実はこのコンビニ、うちのアパートの住人さんが働いている。
青菜響さん、確か年齢は24歳って言ってたっけ。
ゲームの専門学校を卒業後、アルバイトしながら、大会優勝を目指しながら頑張っている。
大会で結果を残すと、強いチームからのお誘いもあるらしいし、自分としても応援している。
そんなことを考えながら、俺はコンビニ内をぶらぶら歩く。
ーーあっ!
あった。これこれ。
手に取ったものは、俺の好物のアーモンドチョコレート。
今は大人気のVtuberグループとコラボしており、パッケージには所属しているVtuberが映っている。
いつか、『クロマリンク』にもコラボとかしてもらいたいよな。
俺は未来の状況を想像し、思わずニヤけてしまう。
その他にカップ麺とお茶を持って、レジに進む。
レジには青菜さん。
だがその青菜さんが、少し下を向きながら不機嫌な様子。
何かあったのかな…。
もしかして俺…失礼なことしたかな。
アパートの管理人として、できるだけ彼女達には快適に過ごしてもらいたい。
「赤石さん。彼女ばっかり観てないで、私も観てください」
「へっ? どういうこと?」
「あ…いや、なんでもないです。すみません忘れてください」
「そ…そう」
会計を済ませ、コンビニを出る。
それにしても、なんだったろう。
ーーあっ!
もしかして、俺は思い至り、レジ袋を弄る。
手にはアーモンドチョコレート。
今このお菓子には、Vtuberグループのパッケージが描いてある。彼らの活動は基本配信。
ゲーム大会も配信サイトで、大会の様子がアップされることもあるって聞くし、もしかしたら、Vtuberだけでなくて、自分の勇姿も観てくれってことなのかもしれない。
ゲームはあまりやらないけど、やってみたくなるかもしれないし、今度観てみようかな。
『クロマリンク』の青凪レインもゲーム配信をやってくれてるし、今度勉強しよう。
青菜さんは何のゲームやってるのかな。
今度聞いてみよう。
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