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神様の居るトコロ  作者: 光坂影介
4.世界渡りの意識と救いを与える歌姫 終章
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90/113

幕間

マクロスΔを六話まで観ました。

グランブルーファンタジーのサイドストーリーの二人の騎士道を読み切りました。

六畳間の侵略者の「剣が折れぬようにする」は「大切なのは剣そのものではなく、剣に込めた誓いが折れぬこと」を覚えています。

「ようやくわかりましたよ」


「何がだい?」


「私が在り方にこだわる理由がです」


「へえ、聞こうかい?」


「体がどれだけ年老いても、在り方だけは若くいられるからですね」


「もとっも、生き様に流されなければだろう?」


「やっぱり、お見通しですか?」


「ああ、だって、おまえ言うほど、年とっていないだろう? 体調不良にも流されずにいられるのが在り方だからだろう?」


「ハハハ、そこまでですか?」


「いや、それだけでもないだろう?」


「!!? ああ、やはり、自分だけはだませませんね。


私は男性ですが、在り方なら、女性の在り方すらも一部にできるかもしれない。


それが――――」


「「折れぬ誓い」か」


「本当は違う形なら、もっと早く世界はそれに至ったかもしれない。


違う形なら、何一つ傷つけぬまま、何一つ失わぬままそこに至れたかもしれない。


けれど――――


「「私は(俺は)ここにいる」」


「在り方だけは紡げる。たとえ、忘れても! 性別によるしがらみがあっても!


紡いだ言葉は! 物語は! その世界で生き続ける!


最初からわかっています。


正しい世界が面白い物語ではないことも、そういう物語ばかりが評価されるわけではないことも!


それでも、正しい世界がそこにあれば――――」


「「世界は正しさを失わずにいられる! 正しさをその世界から思い出せる!


正しい世界が現実と反転なんてしなくていい!


少しでも、世界が正しく在れるなら、いつか全てが救われる時が来ると信じている!」」


「だからだな」


「だから、私たちは正しいと思う世界を紡ぎ続けられる! いつか、自分が紡いだ世界が糧になるとしても。


いや、糧になるからこそ、いつか全てを救える時がくると信じて!」


「いいのか。大分言ってないことあるだろう? それでも、おまえの物語が認められてほしい理由とか、その意義とか」


「いいのです。世界がそれを選ぶなら。私なんて、糧でいい」


「ふざ――――」


「ふざけるなとはいえないでしょう? 確かに正しい世界が紡ぎつづけられることにも、それを評価してもらうことにも意義はある。


けれど、正しいばかりが人ではない。


それもわかります。


ですが、それは、理の裁きが下ります。


ただただ他の何かのために生かされる。もしくはいつか全てを敵に回す時がくる。


もしくはいつか人が滅んだ上で、いつの間にか、本当の現実で人が下位の存在になりかわっているかもしれない。


それすらも受け入れられるのなら、前に進んでください。


もっとも、私はそんなの受け入れられなくて、正しいと思う世界を紡ぎ続けるでしょうが。


ですが、世界渡り、あなたも――――」


「当たり前だ。ふざけるなと言おうとした俺が、世界を人を見捨てるわけがないだろう?」


「世界は変わりますかね?」


「変わらなくったって――――」


「ええ」


「「私は(俺は)ここにいる」」


「「ハハハ」」


「お互いに頑張りますか」


「そうだな。いつか、世界が救われると信じて」




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