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誓い~クリムト「人生は戦いなり(黄金の騎士)」より~

挿絵(By みてみん)

Das Leben ist ein Kampf (Der Goldene Ritter)1903 Gustav Klimt

人生は戦いなり(黄金の騎士) グスタフ・クリムト



─────────────────────────




実は 王さまを見限ってきた

義理も愛想も尽きちまった

まだ こんな甲冑を身に付けちゃいるが

あいつの為には もう戦わない


一人きりだ

でも

どうせ死ぬときゃ 一人じゃないか

脅されたって 戻るつもりはない

まあ ビビッて引き攣ってる顔を

メットで隠しちゃいるがね


戦うさ だけど倒す為じゃない

新しい何かを創るんだ

道を切り拓いた後には

色んな花が ニコニコ咲く筈だから


戦うさ だけど踏みにじる為じゃない

誰も知らない種を その上にばら蒔くんだ

どんな実がなるか分かりゃしないが

やっちまえ

俺に命令してくるのは 俺の心だから


悪意を纏った蛇が

そろそろと近づいて来やがる

馬の脚で踏んづけてやろうか

今 考え中



─────────────────────────



時代には その芸術を

芸術には その自由を

Der Zeit ihre Kunst, der Kunst ihre Freiheit.


「ウィーン分離派(1897年創設)」の理念を象徴するスローガン。



当時のウィーン美術界は、保守的な団体「クンストラーハウス(ウィーン芸術家協会Künstlerhaus Wien)」が支配していました。

主流は、伝統的な歴史画や神話画。


ウィーン大学講堂の天井画を依頼されたクリムトは、「哲学」「医学」「法学」の三部作を描きます。そこで、官能的かつ象徴的な表現を試みたのです。


しかし、作品に対する評価は、さんざんでした。

「不道徳」「理解不能」

学術界や保守層から激しい批判を浴びてしまったのです。

結局、契約破棄に至り、クリムトは報酬を返還して作品を手元に引き取ります。



この事件を契機に、彼は若手芸術家たちとともに、クンストラーハウスを脱退。

そして結成したのが、「ウィーン分離派」。



「時代にはその芸術を(Der Zeit ihre Kunst,)」

芸術は、その時代の精神や価値観を反映すべきだろ。

過去の様式に縛られるべきじゃない。


「芸術にはその自由を(der Kunst ihre Freiheit.)」

芸術は、制度や権威から自由であるべきなんだ!



そもそも、芸術って何?

芸術って、誰の為のもの?


根源的な問いです。

ウィーン分離派のスローガンは、その問いこそを人々に投げかけたのです。


クリムトの装飾的で象徴的な作品。

それは、後の時代になって、アール・ヌーヴォーやアール・デコにも影響を与えました。


また、ポスターなどの「グラフィックデザイン」の刷新にもつながっていきます。

絵画だけでなく、建築、工芸など。

多分野に芸術を広げる運動を促しました。

芸術の民主化、と言っていいのかな。



「人生は戦いなり(黄金の騎士)」

この画は、彼が直面した社会的批判に対する宣言(マニフェスト)として描かれています。

騎士は、クリムト自身の象徴。

芸術家が理想を追求することの困難さ。

それでも、私は前進するぞ。

私は、自分自身の、こういう芸術を信じているんだ!



クリムトの戦い。

それは、芸術の社会的役割と自由な創造の可能性を広げました。



では、現代。これからの「芸術」は、どうなっていくのかな。


私は投稿と同時にAI画像生成にチャレンジしているのですが、これがまあ凄い。

びっくりするほどハイクオリティの絵が、あっという間に出来上がります。

AIの力って驚異的。


そんなものを、誰もが作り出せる時代が到来しています。

そうしたら、芸術はどのように変わっていくのでしょうね。

新しい創造の形。

それを模索していく戦いが、既に始まっている……。




挿絵(By みてみん)

ということでAIで生成したイラストです。

プロンプトはGeminiで、生成はChatGPT。

両方でやってみたんだけど、Geminiさんがイマイチだったので。

蛇がドラゴンっぽくなっちゃった~

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