↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
4/9

否(いな)~ゴーギャン「Nevermore」より~

挿絵(By みてみん)

1897年 nevermore Paul Gauguin 


──────────────────────────


いな~ゴーギャン「Nevermore」より~


分かっている

二度とないと


また一緒に暮らすことも

二人 食卓で笑い合うことも

同じベッドに眠ることも


悩み抜いた夜明けに

必ずカラスが飛んで来るのよ


許してやれば?

 いいえ

また信じてあげたら?

 ムリ

やり直せる?

 あり得ない


(さか)しらな鳥よ

知恵が女を幸せにするとは限らないわ

パラス・アテナの女神は

知恵を授けて 後は知らんぷり


馬鹿なフリして

元の鞘に戻れば

服も食事も与えられて

あの女たちの群れに戻れるんじゃない?


カラスは

私の顔をして答えるの


あり得ない



──────────────────────────



エドガー・アラン・ポーの物語詩「大鴉」



「Nevermore」は、主人公の部屋に飛び込んで来たカラスが言う言葉です。


おい、お前は誰だ?

 「Nevermore」

それが名前か? 鳥なのに喋れるのか?


いや、いいさ。聞いてくれ。

僕は恋人を亡くしてしまったんだ。

レノアという名の、天使みたいな乙女。

辛いんだ。なあ、彼女との記憶を消す薬は、ないものかな?

 「Nevermore」


じゃあ、悲しみを癒すというギリアの香油が欲しいよ。

 「Nevermore」


なんだよ!

じゃあ、エデンの楽園に行けばいいのか?

レノアはそこにいて、僕らは結ばれ、幸せになれるのか?

 「Nevermore」


ちくしょう、部屋から出て行け、悪魔め!

私の心からいなくなれ!

 「Nevermore」


繰り返される否定の言葉、「Nevermore」。

主人公はその度に絶望し、ついに狂気に囚われてしまう。それが結末。


この「Nevermore」。どうにもぴったりはまる日本語が無い。様々な訳が存在します。

もう二度と。決して再び。再び来ない。Etc.


今風に言ったら「ありえな~い」なのかな。

そう思って詩を書きました。


なお、こちらの要約は、かなりフランクです。

ポーのファンの方、どうぞ怒らないで下さいね。お願いします。




挿絵(By みてみん)

(AIイラストも作ってみました)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。