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門兵ですが、そこそこできます  作者: 勢崎カスリ


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前準備(2)

 お昼少し前に起床。着替えてから、協会の中にある食堂に向かう。温かい定食を食べて、すぐに自室に戻る。堅パンを切って、小分けにする。保存食の次は装備の点検。

 まずは、食器類。コップとスープ皿、肉や野菜用の平皿、フォーク、ナイフ、スプーン。欠けていないか、ヒビが入っていないかを確認して、専用のケースにしまう。

 次に寝袋。破れ等の破損がないかを確認して、専用の袋にしまう。

 次にローブ。パンズール王国では、雨自体少ないのだが、“ブライラの大樹海“は、パンズール王国とは気候が異なり、やや雨が多い。そのため、雨よけとしても使用するローブ。破れ等はもちろん、撥水具合も確認しておく。

 次に、ブーツと門兵服。ブーツの紐や生地に破損がないかを確認。“前巡礼“中も門兵服を着用する。

 そして、予備の門兵服と下着類。前巡礼中は着替えることはしない。これは、もし、獣魔と戦闘する事態になり、その戦闘で服が破損することも考えられるため、3着分ほど用意する。これらの持ち物を、協会から支給される“ストレージ・バッグ“にしまう。

 最後に、武具。“痩身剣“については、刃こぼれの有無は既に確認し、メンテナンスも済んでいるので、、今は、汚れを落とすのみ。そのあと、一旦、“属性纏“を解除する。纏を解除した状態で、鞘には戻さず、日当たりのいい窓辺に置いて、刃全体に陽の光を当てる。

 準備期間前の休暇中に購入した“鋼糸“については、引っ掛りのような破損がないか、一旦伸ばし切ってから確認し、捩れがないように元に戻す。そして、陽の光に当てる。ストレージについては、ハル自身も使用できるので、武具関連は自身のストレージにしまう予定でいる。

 そろそろ、日も傾きかけてきた。部屋にある“時の知らせ“を見ると、5時。“痩身剣“を取り、“ポンポン“で仕上げをして鞘に収めて、明日着用する門兵服の上に置いた。鋼糸も同じく門兵服の上に置く。

 これで一通りの準備は完了。“カンミ“の出来具合を確認するが、もう少しかかりそうだ。アキに教わった淹れ方で茶を準備し、一息つく。しばらくは、この淹れ方の茶を飲むことはできなくなるので、この時間を楽しむ。椅子にすわり、ぼ〜っと天井を見る。いろいろな想いが込み上げてくるが、一旦押し殺す。

 “時の知らせ“を見ると6時。協会内の食堂が開く時間なので、食堂に向かう。これまた、しばらくは食せないであろう“普通の食事“を楽しむ。部屋に戻ったら、着替えを持ち、湯浴みに向かう。指示された“キヨメ“というものを行う。部屋に戻り、“カンミ“の出来具合を再確認。いい感じに出来上がっていたので、小分けにして、ストレージ・バッグにしまう。出立の時間まで、まだ5時間はあるので、4時間ほどの仮眠を取ることにした。

  

 もうすぐ出立の時間。協会内のある一室。

 「ゆっくり休めたか?」

 「あぁ、十分に。」

 「そいつはよかった。いよいよ出立だ。今回の任務は、あくまでもあいつらの力量判定。決してムリはするなよ。ムリをしてこちらの存在がバレては、これまでの苦労が全てパーになるからな。お互い、気をつけよう。」

 「だな。」

 「よし、では、行こうか。」

 「あぁ。」

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