第2巻 第19章 — 継承
義弘が背負わなければならない大きな重荷
第2巻 第19章 — 継承
頭を抱え、ヨシヒロは床に倒れた。
ヨシヒロ——この記憶はどこから?
理解できずにヨシヒロは叫んだ。
ヨシヒロ——違う。違う。
心の中で繰り返した。
彼は血を見た。叫び声。彼が決して知らない顔。だがそれらは見覚えがあった。まるで彼の血の中に、遺伝子の中にあるかのように。そして彼はそれを止められなかった。そして彼は子供を見た。小さな子供。その子は死体の中に立っていた。そして見ていた。ヨシヒロは理解した——それは自分だ。あるいは自分がかつてあったもの。あるいは自分がなり得たもの。
ヨシヒロ——ああああああああ!
のたうち回りながら、ヨシヒロは叫んだ。
突然、カスミが部屋に駆け込んできた。
カスミ——ヨシヒロ、なぜ叫んでるの?
カスミは驚いて目を見開いた。彼女の手は震えていた。
そしてすぐにヨシヒロに駆け寄り、医療班を呼んだ。
3分後、医療班が来た。
棟の半分がヨシヒロの部屋の前に集まった。
ノリ、アツシ、セツコもいた。
全員が、ヨシヒロが意識を失って部屋から運び出されるのを見た。
その時、ヨシヒロが目を開けた。彼は彼らを見ていたが、見えていなかった。彼は別の何かを見ていた。近づいてくる何かを。
ヨシヒロ——何かとても恐ろしいものが迫っている。我々の世界は終わる。
その後、ヨシヒロは再び意識を失った。
セツコ——ヨシヒロ!
セツコは心配して叫んだ。
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第2病室。
セツコ——ノリ、彼に何があったの?
ノリ——正確には言えない。だが彼が自分の血統を聞いた後、彼の中で何かが変わった。
カスミ——なぜ彼が自分の血統にあんな反応をするのかしら?
(セツコの思考)——『ヨシヒロ、あなたに何が起きてるの?』
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元マツバラ一族の邸宅の地下墓地。
メイセイウキ——オロチ、七つ目の破片を見つけた。
オロチ——どうやって見つけたのですか?
メイセイウキ——思ったより簡単だ。実は俺の胸にある六つ目の破片が、探知機の役割を果たす。だから俺がその周りにエネルギーを集中させると、同胞の方へ振動し始める。超感覚で正確な位置を特定した。彼は破片が自分を引っ張るのを感じた。まるで生きているかのように。
オロチ——よくわかります。
メイセイウキ——七つ目の破片は、富士山近くの甲府市にある。だいたい市の南部だ。
オロチ——了解しました。
メイセイウキ——もうわかっているだろうが、この任務をお前に任せたい。だから俺を失望させるな。
オロチ——仰せのままに。
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第2病室。
ヨシヒロは昏睡状態に陥った。
ノリは医師の診断書を握りしめ、病室を出た。彼は警告していた。だが聞かれなかった。そして今、ヨシヒロは自分の一族の重荷を背負わなければならない。一人で。そしてノリは彼を助けられなかった。
ノリ——言っただろう、彼に話すなと。今、彼は自分の一族の重荷を背負わなければならない。
秘書——閣下、省がヨシヒロ・ヤマダの状態について、診断名を記載した報告書を要求しています。
ノリ——わかった。今日中に送る。
(ノリの思考)——『くそ。まさか知られたのか。』
彼は知っていた。もし省が知れば、ヨシヒロは死ぬ。そして彼はそれを許せなかった。
メセイウキは力を増している。




