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第2巻 第20章 — 継承

よしひろは死ぬのか?

第2巻 第20章 — 継承


ヨシヒロが昏睡状態に陥ってから、すでに10時間が経っていた。ノリとセツコはまだ彼のベッドのそばに立っていた。アツシとカスミもそばにいた。だが7時間後、二人は任務に呼び出された。


セツコ——ノリ、彼はどれくらい昏睡状態にいると思う?


ノリ——わからない。


ため息をついてノリは答えた。


ノリ——わかっているのは、すべて彼自身にかかっているということだけだ。


セツコはうなずいた。彼女は疲れていた。だが離れなかった。離れられなかった。


---


ヨシヒロは目を覚ました。


ヨシヒロ——何だ?ここはどこだ?


怪しみながらヨシヒロは周囲を見回した。


彼は濃紺の空を見た。そこには太陽も月も星もなかった。だがそれでもすべてがはっきりと見えた。彼の周囲には無限の小麦畑が広がっていた。そして目の前には、曲がった板で敷き詰められた無限の小道が続いていた。彼は一人だった。そしてそれが怖かった。


ヨシヒロ——選択肢はない。行くしかない。


そしてヨシヒロは歩き始めた。


---


ノリ——セツコ。


セツコ——何?


ノリ——ヨシヒロと一緒にいてくれ。少しだけ離れる必要がある。


セツコ——わかった。


セツコは言い、ヨシヒロの頭を撫でた。


組織を出ると、ノリは大きく息を吸って吐き、未知の方向へ歩き出した。彼は疲れていた。彼は恐れていた。彼はどうすればいいかわからなかった。


30分後、ノリは市街地にいた。すでに暗くなっていた。高層ビルとネオン看板、街灯だけが美しい街の光を作り出していた。


ノリはベンチに座り、タバコを取り出して火をつけた。


ノリ——ヨシヒロに何が起きたんだ?


メイセイウキ——そんなに気になるのか?


ノリの背後に立って、メイセイウキは言った。


ノリは凍りついた。彼は彼が近づくのを聞こえなかった。彼を感じなかった。まるで影のようだった。


ノリ——ここで何をしてる?


静かにノリは言った。


メイセイウキ——街の灯りを楽しみに歩いていた。そしたら見覚えのあるエネルギーを感じてな。


その後、メイセイウキはノリの隣に座った。


ノリ——で、ヨシヒロに何が起きたんだ?


メイセイウキ——俺は彼に封印を施した。


ノリ——何をした?


拳を握って、ノリは言った。彼は気づかなかった。彼はそばにいた。そして気づかなかった。


メイセイウキ——まだ気づいていなかったのか?四つ目の破片を盗んだ時に施したんだ。


ノリ——だがヨシヒロは、自分は大丈夫だと言った。そしてお前は彼に触れなかった。


メイセイウキ——彼は見たままを言ったんだ。俺は彼の知覚速度をほんの少し超え、その速度で封印を施せばよかった。


ノリ——なぜこんなことをする?


怒りを込めてノリは答えた。


メイセイウキ——アポカリプスだ。


ノリ——すべてはアポカリプスのために?


メイセイウキ——違う。俺がアポカリプスだ。


恐ろしくメイセイウキは言った。


ノリ——で、ヨシヒロと何の関係が?


メイセイウキ——彼は俺の計画の重要な要素だ。だから彼に封印を施した。彼の運命には二つの選択肢しかない:昏睡状態で死ぬか、生き残って強くなるかだ。


(ノリの思考)——『こいつを攻撃する意味はない。即座に命を落とすだけだ。ああ。なぜこいつはこんなに強いんだ?』


メイセイウキ——今、俺を攻撃するかどうか考えているんだろう?図星か?


嘲笑いながらメイセイウキは言った。


ノリ——その通りだ。


ため息をついてノリは答えた。


メイセイウキ——怖がるな。今日は機嫌がいいんだ。それにお前も俺の計画の役割の一つを担っている。


ノリ——情けないな。俺たちはお前にとって蝿のようなものだ。最強ですらお前に敵わなかった。


メイセイウキ——心配するな。すぐにすべてが変わる。


ノリ——何がだ?


メイセイウキに向き直って、ノリは聞いた。


ノリ——何だ?どこへ消えた?


怪しみながらノリは言った。


ノリ——まあ、重要じゃないか。よし。戻るとするか。


---


その頃、ヨシヒロはすでに長い時間、小道を歩いていた。ヨシヒロがいる場所では、時間が別の速さで流れている。昏睡状態の一日は、我々の世界の二日に等しい。だが彼はそれを知らなかった。彼はただ歩いていた。


ヨシヒロ——この小道はいつまで続くんだ?もう時間の感覚を失った。

ヨシヒロはただの昏睡状態ではなく、彼の意識は別の次元にあります。

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