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異世界のマ歯車鍛冶(ギアスミス)!  作者: 優暮バッタ
第五部 超古代の息吹に新たなる姿を
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ぷんすカレン「旅行に来てから取ってつけたように女の子がどんどん増えてるんですがどういうことですか」

夢が形になりつつあるってなんでこんなにもワクワクするんでしょうねぇ

(なぜか着々と増えるヒロインたちから目を逸らしつつ)



 不気味なビジュアルに慣れたのか、それとも道具としての有用性の方が勝ったのか、エリナはしきりにカリノハンドをいじっている。人形の方はヒストリア嬢が魔力を流して色々なポーズを取らせて遊んでいる。



「このカリノハンド。これはいい魔道具。使い勝手が良くて手入れも簡単。危険要素もなく魔力操作のイメージトレーニングもやりやすい。欲しい。いくら?」


「すいませんこちら非売品なんですよ」


「よこせ」


「そこは言い値で買おうとかじゃないんですかねまぁ予備があるんでそちらでよければ差し上げますだから杖をこちらに向けるのをやめて頂いてもろて笑顔で汗拭き握手しましょう」


「殺してでも 奪い取る」


「おまけでアメちゃんも上げるので許して」


「いいだろう」


「何茶番をやってるんですか二人とも……」



 キヤとエリナの息の合った茶番を呆れた目で見ているヒストリア嬢。エリナはキヤの開発する魔道具に非常に興味を惹かれたようだ。ちなみにどこかで記述したかもしれないが魔導具と魔道具は別物だ。


 魔導具はダンジョンなどから産出する古代のアイテムで、ピンキリだがどれも非常に強力な能力が秘められている。例えば天候を操作し雨を降らせる魔導具や、巨大な結界を張り魔物の侵入をシャットアウトする魔導具などがこれにあたる


 大して魔道具は魔道具職人が作り出す家電のようなものと思ってもらっていい。この世界の水道や下水などがこれにあたり、水を水源から各家庭にテレポートさせる魔道具が上水道、汚水を一定の場所にテレポートさせ集積し浄化する魔道具が下水道として存在している。ちなみにこの上下水道システムを創作しその魔術回路体系を作った魔道具職人は教科書に載るレベルの知名度を誇っており平民の間でも知られている。


 閑話休題



「魔法の適性が無ければ使えない魔導具と違ってこっちは扱いやすい。あくまでどんな人でも使えるようにというコンセプトが見える。キヤはいい職人。きっと大成する」


「魔法のスペシャリストにそう言われると自身が着きますねぇ! ありがてぇっす」


「他にどんな魔道具があるの?」


「木を簡単に切り倒せるやつとか、固い岩に杭打ち付けて砕くやつとか……最近じゃ魔石を動力にした馬車なんかも作りましたねぇ。馬車に関しては正直一般向けというにはピーキーなんで完成とは言い難いんで身内で使うに限っているんですが」


「なるほど。キヤの工房は生涯安泰」


「いやあありがたいことですねぇ」


「よろしい、ならばキヤのところに嫁に行こう。輿入れの準備をしなきゃ」


「HAHAHAちょっと何言ってるかわかんない」


「魔法使いはお金がかかる。パトロンはいくらあってもいい。だからキヤの嫁になる。結婚すれば研究資金使いたい放題。証明終了」


「そいつはスゲェ、まったくスジが通ってないこと以外はカンペキだな。お断りDEATH★」


「お前に選択肢があると思っているのか」


「それじゃあ俺は抵抗するで? KOBUSHIで!」



ガス!!ベキ!! という割と出ちゃマズい音と共にキヤとエリナの脳天に拳が降ってきた。お餅を焼いたときに膨れたお餅みたいなタンコブが二人の脳天に膨れ上がった。



「いうこと聞かない子たちはここですね。オシオキです」


「流石貴族様……人間の調教に一切の躊躇なし」


「ヒストリアは怖い。エリナ覚えた」


「次は岩石を脳天にプレゼントしますわ」


「「ごめんなさい許してください」」





ЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖ



 その日の夜。キヤはギアボックスの機能を使って油圧シリンダーの設計図を書いていた。油圧シリンダーとは名の通り機構の中に油が詰まっており、パスカルの原理を利用し大きな力を生み出す機構である。かみ砕いて言うと、小さな力で大きな力を生み出せる機構だ。ショベルカーのアームの関節辺りについている伸び縮みしている棒を見たことがあるだろうか? あれがこの油圧シリンダーだ。


 そして書き上げた油圧シリンダーの設計図を機械人形の設計図に組み込んでいく。大きい上に重い鋼の体を支え動かすのは並大抵のことではない。だからこそこの油圧シリンダーである。油圧シリンダーが必要そうな大きな力が必要であろう場所にコピーアンドペースト機能を使って設計図を書き足していく。


 と、設計図の画面に『制作時プレビュー』という新たなポップアップが表示された。タッチして詳細を見ると、どうやら機械人形を実際に組み上げた際にどのような動きになるか、どのような不具合が出るかがホログラムでシュミレーションされるらしい。いよいよギアボックスがパソコンとどこかのネコ型ロボットのポケットを足したようなものになってきた。



 そして旅館の消灯時間になったときキヤは設計図を書き終えた。ずっと同じ姿勢でギアボックスをいじっていた為首や肩や腰が痛い。しかし自分でも納得できる出来の設計図を書くことが出来た。ビークルモードなど泣く泣くオミットした機能もあるけれど、だがしかしこれ以上は過積載になるだろうといったギリギリを攻めたつもりだ。


 旅行はあと四日。明日は機械人形の材料を集める予定だ。完成したら何をしようか。帰りは馬車をバイクじゃなくてコイツに引かせるのもアリかもしれない。そんなくだらないことを思いながらキヤは布団にもぐりこんだ。







ЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖ



 世界一薄汚いビュッフェから数日。それは元ゴブリン達の拠点の跡地に居座っていた。家は必要ないが平らな場所でゆっくり眠りたかったのだ。粗末な家屋は枕には丁度いい。食料ゴブリンは食いつくしてしまったが、その甲斐あって傷は癒えた。今度はもっと食いでのあるものが食いたい。


 例えば、この森を出たところに棲んでいる人間とか。


ちなみに私はトランスフォーマーはビーストウォーズ系が好きです。マスターピースの千葉トロンは最高ですよ(なお値段)。あとスタジオシリーズも好きです。デバステーターは買い集めながらウッキウキしてました。


千葉トロンが好きな人は評価を★五にしましょう。逆に子安コンボイ派の人は評価を★五にしましょう。

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