君と二人の帰り道
カレン編エピローグみたいなもんです。
さぁ、と夜風が辺りを走り抜けていく。満月が草原を照らし、得も言われぬ心地良い夜だ。カレン・フェアリスは歯車鍛冶工房大規模実験場へとキヤを迎えに行っていた。サツキから『あのバカ多分機械いじりに夢中だからド突いてでも持って帰って来てくれる?』と頼まれたので向かっている次第だ。
ふと、あの男の言葉が頭をよぎる。幸福を祈っていると。言われるまでもない。だから今から幸福を迎えに行くのだ。実験場のガレージの横にあるドアからカギを使って中に入る。
「キヤさーん、もう夜ですよー」
「ぉん、カレンか。んあ゛~~~~……もう夜やんけ!! アカンさっちゃんにシバかれる!!」
伸びをし返事をするも窓の外を見て焦り、遠隔でサツキの殺気を感知したのか顔を青ざめさせるキヤ。よほど焦ったのか時々出る妙な口調が出てしまっている。正直ダメ人間だ。でも結果的には多くの人を幸せにしている。だから少しでも、彼に幸せが還元されるように。
「ほら、そう言うなら軽く片付けて帰りましょう。私を寄こしたってことはまだご飯はありますよ」
「せやな……ちょっと待っててくれる? ちゃっちゃと終わらしとくから」
ЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖ
「あー夜風が気持ちええんじゃ~~」
「フフ、そうですね」
心地よさそうな表情でゆっくりと帰る二人。ふとキヤが少し不快そうにバンダナを外す
「あー作業中ずっと付けてたからバンダナが汗でビショだ。ここンとこ天気ぐずついてたし予備の乾いとったっけ……」
手持ち無沙汰なのか汗で湿ったバンダナをぐるぐる振り回し拳に巻き付けるキヤ。カレンといえば、頬を若干染めながらキヤの顔をじっと見ていた
「……どったのカレン?」
「あ、あぁいえ!! その、バンダナ?を外されてるキヤさんを見たのは初めてで、そのなんていいますか、新鮮と言いますか……」
「お、そうやったな……バンダナ巻いとるのが俺のデフォルトやし」
恋する乙女が好きな人のいつもとほんの少し違う表情を見たらどうなるか。そりゃ沼るに決まっている。なぜか照れだしたカレンの空気を感じたキヤもなんだか気まずくなり、何ともぎこちない帰路となった
短いのは皆さんの妄想を刺激する為であり忙しいからサボってこの短さという訳ではないのかもしれない。二人の進展は追々に
正直忙しかった、ごめんなさい。次は新章に入りますよー、ファンタジーと言えば? そう、ロボットですね!!(意味不明な発言)




