予選
2学年……とんでもない事件、俺的に笑えないことはあったが、特別に面白いこともなかった時だ。
本当は、ここに自習研修のことを書くべきだった。あの研修の前のこと、本来なら包み隠さず話すべきこと。
しかし、あまり面白くない。
一緒にいた千浜や、尾上(新キャラ)などは笑っていた。確かに俺も笑った。
でもなんか嫌なのだ。思い返すのが。言ってしまうのは簡単だろう。言えよって思ってるだろう。
でもここには書かない。ここに書くのは別の話だ。
俺たちは、3学年に上がる準備をしていた。
そう。後に『あのころは良かった』となる時期である3学年。
修学旅行に向けての準備だ。
今回決めるのは、修学旅行で誰と東京ほっつき歩くかである。というのも、修学旅行とは、文化を学びなんたらかんたらするもの。その為、俺らは嫌々ながらどこかの仕事をやらなくてはならない。
だがしかしこれは回避済み。2年2組の主要メンバーは裏で同じものを選び、見事めっちゃ楽そうな仕事に集まった。
メンバーを紹介しよう。
第1の人、シャドバのトップ運だけはいい男。千浜!
第2の人、唐突な会話をする、なかなかイかれた男。小戸!
第3の人、なんでか知らんが流れで俺が乳首かんでしまい、めっちゃ迷惑かけた男。尾上!
第4の人、3学年上がって俺に急に冷たくなった焼けてる男。ヨスダ!
そして俺こと、自他ともに認めるヤバいやつ。
もうこの5人さえ揃えばぜってぇ面白い修学旅行になった。そのはずだった。
そもそもぶっちゃけると、千浜やヨスダは小戸の参加はあんまり乗り気じゃなかったように感じる。いや、だって小戸すっごいイかれてるよ?長年の付き合いだからほんとわかる。
それでもその5人は集まった。これで面白い修学旅行になる。メンバーがいいということは何やっても面白いということ。
だが現実は甘くない。
実は俺らが行くところ、5人チームの他に6人チームがひとつ出来る。もう言うまでもない。「あまり」がうちらのチームに来たのだ。だれかって?
TARAKOだ。TARAKOがやってきたのだ。
TARAKO……その名の通りたらこ唇の男。程々に面白くない。いじり外はある。しかしプライドが高い。いじるとめんどい。何故か俺に対して嫌悪を見せている。噂は宛にはならないが、平武という女の子が好きとか。そして、俺が好きなToLOVEるを好きである。
いや、これまじなんだって。TARAKOのこと知ってるやつからすると、「あいつインポだからToLOVEるとか興味ないんじゃないの!?」となる。しかしこれらは事実だ。
まぁ俺らは抵抗したさ。拳で。………すいません、できなかったっす。
ぶっちゃけほかの班いけよと俺らの班全員思ってた自信あるけど、先生いたから追い返せなかったっす……
だが彼は俺らの班の行動を結構決めてくれた。余計うざかったといつのは内緒にして、計画の時点ではかなり使えたやつだった。
その計画は全部台無しになるとは知らずに頑張ったものだなぁ。
自習研修でなにがあったか。
まずその前に俺、山形で稲刈りの体験してた時に小指ざっくり切ってね?肉は落としてないけど、爪がひでぇからいったん全部剥がして生え治るまで絶対安静言われてたんね?
でもすぐに自習研修あったんだなこれが。休むわけにゃあいかんからでたんよ。おん。
んしたらさぁ!?まさかの湖の近くでね!?泊まるところね!?
先生もいねぇしよォ!?出来心で遊んじゃったわけだ!あぁ濡れたね!!おてて入っちゃったよ湖に!
しかも面白いのがその時の俺の湖に入った理由。
『この感じなら湖の上を走れる』だよ。まじで。でも1歩目でぬかるみハマって転んだんだなこれが。
で、そこのオーナー的な人が「これ先生に内緒にしとくべ」っつって黙っててくれたんよ。優しい人でよかった……バレたくないだけかあの人。
あと自習研修で苦労したことその2。
友達には言ったんだけど、民家に泊まった時、足で何かを掴んだんだ。何だろぉなぁってなるじゃん。
で、手でとってみたら虫だったんだよね。で、事前にカナブン出るって言われてたからカナブンかって思ったんだよ。
でもあいつ、そんなに臭くなかったし、黒くててかてかしてたような気がするんだよね………
で、その3。風呂の話。
俺の左手封印してるの知ってる?知ってるね、小指の話だから。あれのおかげで俺大浴場入れなくてね。1人で悲しく先生の部屋の風呂で体洗った覚えがあります。めっちゃ悲しいんだなこれが。で、先生達の部屋めっちゃ豪華。あいつらベット、俺ら布団。くそがっ!って思いながらダイブしようかと悩んでやめたわ。
実はこんなことが小六の時もあってねぇ……
レオってやつが女子のとこピンポンダッシュしに行こうぜとか言って俺もついて行ったんだよ。
そしたら俺だけ捕まんの。もう……ファっ!?だよねほんと。
そんで俺室内プール入れなくなるんだ……あかん泣けてきた。みんなめっちゃ楽しそうなのに俺だけ先生の部屋で待機してんの。泣いたわ。
普通さ、ちょっとしたら来るやん。実際来たんだよ。でも俺意地になって反抗したんだよ……そしたら結局入れないまんまよ。……泣いたわ。号泣や号泣。
何が悲しいってそのあとなんでか知らんけどその時のプールの映像見せられんのよ。みんなめっちゃ楽しんでるところ。
なんの嫌がらせかよって……!泣くわ書いてる俺。
兎にも角にも、苦い思い出が蘇るので、自習研修は書かないことに……俺今書いとるやん。




