自己紹介
「七草さんはこの島に来るのは初めてでしょ?まずはどんな子がいるのか
顔合わせぐらいのつもりで会いに行ったらいいと思うわ。」
紅花先生から名前が印刷されている名簿のような物とこの島の地図を一緒に手渡された。
右も左もわからない状態ではたして大丈夫だろうか。
今後の学校生活に不安を感じていると、男の子から話かけられた。
「あのー、話しかけても大丈夫でしょうか?」
「うああ、ごめんなさい。考え事をしてました。」
急に話しかけられ反射的に謝ってしまった。
「なんだか大変なことになりましたね。僕は 夜明 久遠といいます。
まだ自己紹介できていなかったので・・・」
「そういえばそうですね。七草 すずです。この島にきたばかりなのでわからないことばかりですがよろしくお願いします。」
お互い簡単な自己紹介を行う。
というか初めて会った時にも思ったけど久遠くん何か怪我たくさんしてませんか?
顔の左頬には湿布、腕や首などには包帯が巻かれ着ている制服は所々破けていたりほつれがみられる。
「まずはこの学校の周りを案内しますね。」
保健室を出て玄関まで一緒に向かう。
靴を履き替えているとがたんという音と共に「わわっ!」と久遠くんの声がした。
久遠くんをみると転んだのだろうか
前のめりで倒れている姿がある。
「えっあっええ!?だっだいじょうぶ!?」
「あいたたた~。あっ大丈夫です。いつものことなので」
久遠くんは「よいしょっと」掛け声とともに何事もなかったかのように立ち上がる。
「じゃあ行きましょうか」
・・・・・・いつものことなんだ。
久遠くんってドジっ子くんだったりしますか。
そんなことを考えながら外へ出る。
つづく




