生徒を集めるには
・・・・・・いやいや校長先生待ちましょうか
「私たちが行くよりも校長が説得しに行った方がいいんじゃないですか?」
率直に思ったことを口に出すと校長は私達から背を向けふらふらと壁の隅まで行ったと思えば四つん這いになりうなだれ始める。
「・・・・えっと」
困っていると紅花先生があらあらと言いたげに校長を見る。
「ごめんね~校長実は説得しに行って見事に全敗してるのよ。」
「メ”ェ!」
傷をえぐられたのかぽろぽろと流れる涙が徐々に水たまりをつくっていく。
男の子はんーと頬を掻き苦笑いしながらしょげている羊のぬいぐるみを見る。
校長は四つん這いから立ち上がり
「私の言葉は若い人達には響かなかっただけでわかる人には心掴まれるはずです。この学校についての熱い思いを・・・・うんたらかんたら・・・・・」
「校長は放っておいて私から説明するわ」
紅花先生は校長をスルーし笑顔で説明をする。
「生徒を集めるといっても難しく考えないでね。まずこれを見て」
そう言うと1枚の紙を取り出す。
・・・・・何だろう?名前だろうか
紙には名前らしき文字の羅列が何行にも渡り記載されている。
「これは、この島にいる人達の中で魔導やそれに近い能力・・・つまり適性がある子達を集めたリストね。校長が一通り声をかけに行ったみたいだけど、知らない羊のぬいぐるみに学校に入学しろなんて言われてもね〜」
余程の変わり者じゃないと無理よと笑いながら言う先生は中々校長に厳しい。
「まぁそんなに気負わないでね。ダメでもともとなんだもの。」
紅花先生は励ますように私たちに言った。
つづく




