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魔導壁とは

あれから開かないと分かっていながらも門扉を引く。

30分近く粘ってみたが結果変わらず。



私も久遠くんもついに息を切らせながら膝をつく。


「まったく開かないんですが、本当になんなのこの扉」


「うーん。どうすることもできませんね。日も暮れてきましたし今日はこのぐらいにしましょうか。」


確かに気が付けば太陽が沈み始めている。溜息を1つつきまた来た道へと戻る。













学院についた時にはすっかり日が沈んでしまった。


保健室の扉を開け、戻ったことを伝える。


保健室に校長の姿はなく紅花先生がこちらに気づき出迎えてくれた。


「あら、お帰りなさい。・・・・その顔はうまくいかなかったのかしら?」




そんなに顔に出ていたのだろうか?


顔をマッサージして笑顔を作ってみるも疲れで引きつっているのがわかる。


笑顔をつくるのを早々にやめて今日あったことを伝える。



先生は私たちの話を聞き終わると少しだけ考えるような仕草をした。


「うーん。なんていうんですかね、説明が難しいんですが頑張っても開くような感じじゃなかったです。」


「そうですね。その時には気づきませんでしたがもしかしたら魔導壁があったのかもしれません。」


「まどうへき?」


聞きなれない言葉が出てきて聞き返すと久遠くんは少し不思議そうな顔をした。


「魔導壁・・・そうね一種の結界といえばわかりやすいかしら。特殊な魔道具や術式を用いることが多いわね。」


紅花先生の説明によると



魔導壁

魔導つまり気を込めた道具・・・魔導具を使用しさらに術式を唱えることで人を寄せ付けなくしたり、人が入れないようにすることができるらしい。


「といっても、魔導具を使わずに術式を唱えるだけの場合もあれば魔導具のみ設置する場合。効果も数分のものから半永久的に続くものや条件を揃えないと解除されない特殊なものもあって魔導壁1つにしてもとっても奥が深いわね。」


「えっと、じゃあ今日門扉が開かなかったのも」


「魔導壁が発動していたかもしれないわね。」


「でも困りましたね。特殊な条件で開く場合だと条件を満たして中に入るか、解除するしか方法がありません。」


うーんと久遠くんが悩んでいることからかなり難しい状況なのだろうか。



「そう考えると難しいかもしれないけれど、意外と簡単かもしれないわよ。」


「え?」


先生の言葉に久遠くんは首を傾げる。



紅花先生はふふっと笑った後にもう1度言った。




つづく。








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