第24章:黄金の鎖の中の鳥と、商人の狂妄なる提案
大殿那香気四溢的甜點與アールグレイティーの包囲下、気流の調和は比類なきほどに円滑であった。
マモンは優雅に黄金の燕尾服の襟元を整え、続いてこの上なく誠実なる笑みを浮かべると、両膝を優しく地面につき、頭頂の黄金の礼帽を脱ぎ捨てて胸元に当て、ディアブラに向かって極めて標準的な臣子の礼をキメた。
「ディヤちゃん~あなたが万魔の尊としての気度を再び示された以上、この本座『強欲のマモン』は当然甘んじて大勢に順応し、再びあなたの麾下に帰順いたしましょう!」
マモンは懐から黄金に輝く一枚のカードと厚い物資の目録を引き出し、恭しく差し出した。
「これは本座が名に掛けて三界に通じる『黄金金庫』の無限提款カード、ならびに数台の馬車に積まれた頂点の魔法薬と神兵利器! すべて本座がディアブロ様のご復辟の大業に捧げる第一の資助としてお納めください!」
「ふんっ! お前という金ぴかの狐め、なかなかに事情が分かっているではないか!」
目の前に広がる絶えることのない資金と物資を目にして、ディアブラはおいしそうにアールグレイティーを一口啜り、心中の警戒を完全に解き放った。傍らに控えるメシアやサマエルすらも、かつての『強欲』の幹部が本当に大小姐を見込んで投資を選んだのだと信じ込んでいた。
だが——!
一同が警戒を解き、デザートを堪能しているその絶海の危機、まさに千鈞一髪の瞬間!
マモンの片眼鏡の上で、突如としてこの上なく冷酷かつ精明な黄金の財閥の光が激しく閃いた!
『嗡————!』
大小姐の手中のティーカップから、突如として不気味な黄金の煙が立ち上った! ディアブラは悲鳴をあげる暇すらないまま、四肢がぐにゃりと脱力し、体内で蘇りかけたばかりのわずかな魔力が一瞬にして完全に封印されてしまった!
『唰!啪!』
純金で作られた無数の黄金の鎖が虚空の中から狂暴に突き破り、毒蛇のごとく精確無比に、かよわく無力な大小姐をきっちりと縛り上げ、瞬く間にマモンの背後にある黄金の光の渦の中へと引きずり込んだ!
「大小姐——っ?!」
「ディヤ——!」
事態の急変はあまりにも早すぎた! メシアの瞳孔が狂ったように震え、足元で石畳を激しく踏み砕くと、「天魔断罪の剣」を手に黒金の残影と化して凄まじい勢いで突進し、剣鋒をマモンの咽喉へと直撃させた!
「マモン! 貴様、死にたいのか——!!」サマエルとリヴァイアサンも怒りに我を忘れ、凄まじい気迫で飛び起きた!
三大戦力の致命的な怒りの炎に直面しながらも、マモン相変わらずあの華麗で優雅な笑みを崩さなかった。彼は黄金の鎖でぐるぐる巻きにされ、歯ぎしりをしながら絶叫しているディアブラを片手で軽々と提げたまま、その身体をひらりと後方の空間の黄金の光へと退避させた。
彼は金縁の片眼鏡を押し上げ、激昂する一同に向けておどけたようにウインクを飛ばすと、この上なくしゃらくさく、だがどこか気の抜けた軽薄なトーンで言い放った。
「おやまぁ~そんなに殺気立たないでくださいよ、勇者殿。本座はあくまで純粋な『商人』なんですからね~」
マモンは口元に極限の強欲な弧を描き、優雅に礼帽を押さえて別れを告げた。
「実にお気の毒に……ディヤちゃん。あなたはとても可愛いですが、しかし……ルシファーちゃんが提示した価格は、あまりにも高すぎて本座が完全に応じざるを得ないものだったのですよ~♥」
「マモン——!! この性懲りもない金ぴか狐め! 本王が貴様をズタズタの微塵に引き裂いてくれるわぁぁぁ——!!」
粽のように縛り上げられた大小姐は、黄金の光の中で顔を真っ赤に染め上げながら絶叫し猛烈に罵った。
『唰——!』
黄金の渦が瞬時に収縮してゼロへと帰り、マモンと大小姐の姿は空間から綺麗に消え失せた。大殿の中にはただ乱雑に残されたデザートの残骸と、狂暴な怒りに包まれたメシアたちの姿だけが取り残されたのだった!
漆黒にして奢侈な黄金の馬車が虚空の通路を疾走し、車内にはほのかな白檀の香りと金幣の冷涼な気配が満ち満ちていた。
車内のソファの上で、かつて諸天を震わした魔界の至尊ディアブラは、今や全身が複雑に輝く黄金の鎖によって一塊にしっかりと縛り上げられていた。その優雅だった貴族のレースのペチコートは引き裂かれるように乱れ、全身の膨大な魔力は鎖の古き符文によって死物のように抑え込まれ、指一本動かすかすらも極めて困難な状態だった。
対面に腰掛けるマモンは黄金の燕尾服の袖口を整え、あのトレードマークである、優雅にして冷酷な商人の笑みを浮かべていた。
彼はわずかに身体を傾け、純白のシルク手袋をはめた長身の手を伸ばすと、怒りで微かに赤らんだディアブラの端正で白磁のような下顎を指先で軽薄に、そして優しくなでた。その双眸にはこの上なく遊戯的で勝手気ままな光が揺らめいていた。
「おやまぁ……実に鑑賞しがいのある麗しいお姿ですね、ディヤちゃん~」
マモンの指先が、怒りで頬を染めた大小姐の嬌嫩な頬を優しく滑る。その声は軽薄でありながらも、底知れぬ冷酷さを帯びていた。
「申し訳ありませんね……本座としても、昔からあなたのその天地を切り裂くほどの圧倒的な強さを心の底から崇拝していたのですが……しかし今のあなたのお姿を見てご覧なさい~」
マモンは手を引っ込めると、手で顎を支え、金縁の片眼鏡に冷徹無比な財閥の光を反射させながら、見下すようなトーンで嘲笑した。
「現実をお受け入れなさい、ディヤちゃん~圧倒的な力を失った今のあなたは、ただの誰のいいなりにもなるかよわい大小姐にすぎない……あなたに属していたあの時代は、すでに徹底的に終わってしまったのですよ~♥」
マモンは優しく顎を撫でながら、目の前の少女を興味深そうに見つめ、優雅に言葉を紡いだ。
「ディヤちゃん、いっそのこと取引の方法を変えてみませんか? あなたをルシファーちゃんにそのまま差し出すなんて、この商売はどう考えても割に合わない。むしろ——私の女におなりなさい、いかがかな?」




