Scene.6 中央合同庁舎7階面談室にて
宇佐美は面談室のドアをコンコンとノックする。
小花優子「いいですよ、入って。」
そして、宇佐美と加江田はドアを開けた。
するとそこには、デスクの椅子に座ってコーヒーを飲んでいる厳岩硬太郎と、隣りで立っている秘書の小花優子がいた。
彼女は二人の前に二つのティーカップを置いて、紅茶を注ぐ。
厳岩硬太郎「すまないな、いきなり呼んでな。」
加江田留衣「そうだよ、いきなり呼んでさあ……」
すると、宇佐美が加江田を睨んで口を開く。
宇佐美凪「コラッ!!」
厳岩硬太郎「別にいいぞ、正直に言っても。呼んだ理由は、先程の会議でも言った通り、君たちの初任務について、説明するためだ。まず、君たちは4月2日、つまり明日の午後6時に羽田国際空港第三ターミナルに集合する。その後、ユナイテッド航空007便を利用し、4月2日の午後11時にサンフランシスコ国際空港に到着する。その後、タクシーで、サンフランシスコ港に向かい、4月3日の午後0時に到着する。それから、乗組員に変装し、港に発着している麻薬密輸船「ダークナイト号」に入船し、中にある倉庫室の麻薬を検査薬の中に入れ、陽性反応が出て、麻薬を密輸していることが確定したら、倉庫室を出て、船長室の中に入り、船長を麻酔銃で眠らせる。そしてそのまま東京国際クルーズターミナルに到着し、そこに待機している機動捜査隊が確保する、という作戦だ。」
説明が終わると、宇佐美は心配そうな顔をし、口を開けて、少し黙ってから話し始める。
宇佐美凪「……でも私達にそんなことができるでしょうか?」
厳岩硬太郎「大丈夫だ。君達なら絶対できると信じている。頑張ってくれ。」
厳岩は自信ありげにそう言うものの、宇佐美はまだ不安そうな表情をしていたが、対象的に加江田はやる気満々な表情をしていた。
厳岩硬太郎「じゃあこれで、面談は終わりだ。明日の午後5時に羽田空港に集合だ。いいな?」
加江田留衣「はい!」
宇佐美凪「はい……」




