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20世紀シーン3 吉永帰還
「少尉殿、よくぞご無事で」
吉永は、再会を喜んだ。しかし、石橋の目の奥底には、彼と再会したと言う喜びのものは余り見られなかった。
「君もな、ほんでも、俺がこっちに居るのに何で連絡を今までせんかったんや?吉永」
「あ・・いや、それが、日本に帰国してからは自分は四国に渡り、板前の修業をしていたんですが、そこの店主が亡くなり、そして山根組にひょんな事から身を寄せようになってから、何やらきな臭い噂が聞こえて来たので、直接少尉に今お会いするのをためらっていました」
「そうか・・で?それから神戸に戻ってたんか?」
「いえ、その前に少し名古屋で、前から多少包丁捌きだけには自信もあったんで、新たに板前修業をしてました。でも、そこも先住の板前と色々ありまして」
「そうか。ああ・そうやな、君は戦線の中でも食料班にも居たからな。成程・で?」
石橋は、その先を吉永に聞いた。少し金城は違和感を持った。




