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佰肆拾字のお話(x2版)  作者: 紀之介
71~80

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36/49

違う種類の/まだ時間あるし!

違う種類の



「私、一人っ子じゃない?」


「うん」


「だから…憧れなんだよねー 兄弟って」


「そうなんだ──」


「色々、楽しそうじゃない?」


「じゃあさ、うちのを あげるよ」


「要らない。」


「─ 何でよ」


「だって、私が欲しいのとは 違う種類の弟だし♪」



====================


まだ時間あるし!



「…もう 諦めなさい」


「でもぉ」


「健康診断は、今日の午後からよ?」


「まだ…時間あるし」


「1年で伸びなかった身長が、数時間で伸びる訳ないから」


「て、鉄棒は!?」


「は…?」


「ぶら下がって、重力の力で!」


「─ それで伸びるのは、背じゃなくて腕だと思うな」


「あ。」

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