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チートすぎる能力を持つ愚か者が序列制度がある学園と学園外でも無双する  作者: 天津猫
番外編1『音楽と水の都ウィーチアの隠された物語と解き放つ絶対勝利』
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第五話『ウィーチアの真実』

天津猫です毎度のことながらこの小説を読んで頂きありがとうございます。是非最後まで読んで頂けると幸いです。

ではどうぞ!!

第五話『ウィーチアの真実』


 マレナの策略?により塔の防衛システムで穴に落とされたなぬい達一行、そこから数分した後なぬい達の前に光が見え、するとマレナが声を上げてなぬい達に報告した。


 「そろそろですよ!」

 「……さっさとこのカオス空間から出たいんだが……」


 菊の虚ろな目と共にマレナの後ろにあるのは、持っていた袋に吐いているアルメルト、気絶しているサヤカとそれをおんぶしている晴明、さっきからずっとなぬいに抱き着いているレイナ、顔を両手で恥ずかしそうに隠している有馬、そして有馬をお姫様抱っこしている陽太の姿である、数分前と変わりはないのが全員がほぼ虚ろの目である。そして光は徐々に強くなり遂に穴を脱出。


 「よ!」

 「ふう」

 「…………」

 「なぬいさんありがとうございます!」

 「なぬい!そこ邪魔だ!」

 「もう//……早く//……下ろして//……」

 「ゴホ!」

 「ブヘ!」

 「「…………」」


 アルメルトと浩介以外は着地に成功したのであった、そして周りを見て見ると大量の資料と思われる紙が散乱しており、壁いっぱいに紙が貼り付けにされており、まさに研究室の様な場所であった。


 「着きましたよ!ここが私の研究室です!」

 「……あ~お前ら、気持ちは分けるぞ……」

 「……マレナが自分たちをここに連れてくる原因は(お前)だからな」

 「はい……申し訳ございません」


 マレナが後ろを振り向くとそこには正座させられている菊、それを冷たい目で見下ろしているなぬい、離れてその様子を見守っているレイナ達の図である。


 「………私、取り合えずお茶作ってきます!」

 「逃げるな~!マレナ~!」

 「その様子だと反省してないようだな」

 「ごめんなさい!本当にごめんなさい」


 ————十分後

 ようやく許しが下りた菊はさっきからずっと顔を机に伏せていた、なぬい達には机に座っておりマレナが作った紅茶を飲んでいた、そしてマレナが口を開き始めた。


 「塔で話した通り、オルガネは私のご先祖様が作ったものなんですが、ウィーチアの昔話にも登場しているっと言ったじゃないですか」

 「自分がその後に昔話を読んで作ったんじゃないかって言ったよな」

 「はい、それがですね……オルガネはご先祖様がウィーチアに住み着く前に、既に設計図は完成してたんです」

 「どう言うこと?」

 「昔のウィーチアはそもそも地図にも乗らない程小さい島だったんです、ですが私のご先祖様を含めた10人がウィーチアを見つけたんです」


 マレナの話はオルガネの話から島の事についてを放し始めた、音の塔リルギナと水の塔ラナの周りには砂浜であるが、確かに人工的に作られているが、砂浜の8割は自然の砂浜だと言うのだ、そしてマレナの口から衝撃的な話が出て来た。


 「実はですね、あの塔は昔のウィーチアに在ったとされる音の神リルギナと水の女神ラナの墓の上に作られているんです」

 「…………相当罰当たりなんじゃ……」

 「私も最初に知ったときは同じことを思いましたが、その後さらに調べてみると墓はボロボロで、いつ壊れてもおかしくないかったそうで、墓をより大きく建て直すときに塔とオルガネの案が出たそうで今の形になったそうです」


 塔が建てられている場所には元々、神の墓が建てられていたそうだったが、余りにもボロボロでいつ崩れてもおかしくない状態であった為、そこに住む代わりに墓を建て直すことになったそうだった、その時の墓の真下に落ちていた本の中に昔話が記されていたそうだった。


 「その後、塔を建て直す事によってウィーチアで生活をすることにした10人は、墓の真下に落ちていた本を読んでみると、本にはとてつもない事が書かれていたそうです」

 「どんな事が書いてあったんだ?」

 「まず最初に驚愕したのはオルガネの存在が記されていことです、オルガネは最初に言った通り、ご先祖様がウィーチアの存在を知らないときに設計図を作った完全オリジナルの楽器でした」


 マレナの話にその場に居た者達は驚愕の顔を浮かべていた、その話が事実ならばウィーチアにどうして存在していたのかの謎が出てくるからである、だがその考えもマレナの話によりさらに混乱する事態に(おちい)ってしまう。


 「さらに驚いたのが……本には昔のウィーチアには国が存在していた、そう書かれていたそうです」

 「わけわかんね~地図にも乗らない程にちっせい島に国が在ったなんて」

 「陽太の意見は正しいは……実際に本を読み続けるとその謎が解けるの」


 昔のウィーチアには国が在った。その話はいまいち信用できなかった、もし本当に国が在った場合、疑問が出て来るのである、一つ目に国が存在していたのなら何故今の時代に国が無いのか?二つ目にもし国が滅んだのならその原因は?、三つ目に何故墓と本だけが残っていたのか。


 「昔のウィーチアに在った国の名前は‟リルラナ王国”、今のウィーチアの様に音楽と水と共存する住民が住んでいたそうす、リルラナ王国には二柱の神がその地を守っていたそうです」

 「それが塔の名前にもなってるリルギナとラナか?」

 「そうです、そのリルラナ王国はとても豊かな国で楽器や魚を主に貿易していそうです」

 「それだけ聞くと滅ぶ要素が無いんだが?」


 マレナの話にはリルラナ王国の存在と豊かな国だと言うことした分からなかった、なぬいがその話から当然の質問をした、何故そこまで豊かな国が滅んだのか。


 「……皆さんはウィーチアがリズムを取るとどうなるかご存じですか?」

 「あぁ、水の音符とかが出るんだよな」

 「そうです、これは昔のリルラナ王国でも出来た事だそうです、どうやらこのウィーチアに居る時だけは水の音符が出来るそうです…………ですが、これには一つやってはいけないことがるんです」

 「やってはいけないこと?」

 「()()を作り出すことです、子供の頃に私も無音を作ってしまったことが有るんです、この無音はただの音楽の休符や音を止めるとは違って、本当に無音の時に発生するんです」

 「「「「「「「「???」」」」」」」」


 マレナの話がいまいち理解できないなぬい達は頭に?マークを浮かべていた、本当の無音の意味が分からないのである。


 「本によればその日は各国がリルラナ王国の音楽を聴きに来る日でした、最初はどの国もリルラナ王国の音楽を褒めていました…………ですが、事件が起きたんです」

 「どんな事件が起きたんだ?」

 「音楽の中盤に各国の代表が感想を言う場面だったそうです、感想の発表は王国全土が見れるように映像が流れていました…………その時、白髪に赤い瞳をした男性が発表台に立ちました、そしてある程度話をしたら手に持っていた薬の様な物を飲み……寝ました」

 「寝たぁああ~!?」

 「その男性が眠ると不思議なことが起きました、なんと王国の住民が一人残らず眠ってしまったんです……」

 「……!待てそれって!」


 マレナの話に唯一理解したなぬいが驚愕の声を上げる。


 「そう……無音になってしまった、その後の結末は本のページがちぎれてて読めなかったそうです」

 「なぁ?結局無音って何なんだ?」

 「……正体はまだ分かったいませんが、本の最後に名前が書かれていました……その名も‟消滅の捕食者”」

 「ねぇ皆?今何時?」


 マレナの暗い雰囲気になっていた研究室でサヤカの声が皆の耳に届いた、その声にハッとして時計を確認すると20時と時計の針が指していた、劇が始まる時間が18時であり終わるのが20時である、これが表すのは……()()()()()


 「あぁ~完全に劇は終わってるな……」

 「……これ私のせいですかね?」

 「まぁ半分はそうかもな……」

 「「「「「「「「NOOOOOOOO!!!!!」」」」」」」」


 その後、劇に遅刻したなぬい達は諦めてホテルに向かうのであった、マレナの家から出た後レイナがゴンドラの存在を思い出し、一時期は大慌てしたが実は菊の能力によって作られていたゴンドラの為、直ぐに荷物も乗ったままのゴンドラが現れて一安心したなぬい達であった…………ゴンドラに乗っているとき浩介が悪い顔をしていたそうだ。


 「(まさか……なぬいさんと一緒の部屋になるなんて//)」

 「(浩介(あの野郎)、何でゴンドラに乗っているとき悪い顔をしてたのはこれの事か)」


 浩介の悪戯(いたずら)により同じ部屋になってしまったなぬいとレイナ、しかも()()()()()()である、なぬいとレイナはお互いの顔が見えないように反対側を見ていた、そんな時レイナが小声でなぬいに話しかけた。


 「な、なぬいさん、旅行の最終日なんですけど……そ、その帰る前に一時間だけ自由時間があるじゃないですか//その時に私が行きたい場所に一緒に来てくれますか?」

 「…………それぐらいな別に良いけど……」

 「はぁ!ありがとうございます、おやすみなさい!」


 なぬいの返事に満足したのかレイナはそのまま寝てしまった、それを背を向けながら感じたなぬいも寝てしまった…………なお、この時なぬいの心臓が少し無意識にドキッとなったのは誰も知らない話であった。

 ————音の塔リルギナと水の塔ラナ

 音の塔リルギナと水の塔ラナの尖塔(せんとう)に一人の男性が立っていた、黒髪に翡翠(ひすい)色の瞳を持つ男性である、左手には本を持ち右手にはペンを持っていた。


 「お久しぶりですね?……いやそこまで久しぶりでは無いですね……最後に会ったのは第二十一話『終わり』でしたね、まさか私も()()()()()()とは思いませんでした…………さて、そろそろ皆さんも戦闘シーンが見たくなってきたのではないでしょうか?そう言うと思って私がこの番外編の物語(ストーリー)を少し書き換えましょう」


 男はそう言うと持っていたペンで本に何かを書き足し始めた、そして本を閉じどこかに話し始めた。


 「さてと…物語(ストーリー)を少し書き替えました、そしてこの番外編での私の登場はこれで終わりでしょう、ではまた二章の最後にお会いしましょう、次回『絶望と復活の捕食者』」


 男はそう言って姿を消していってしまった。

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。あの謎の人物の話の真相とは?

次回は土曜日に更新になります。

それではバイバイ!!


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