第二話『幼馴染と塔での合流』
天津猫です今回も続きです。もしかした前回の言葉が嘘になっちゃうかもしれませんが、是非最後まで読んで頂けると幸いです。
ではどうぞ!!
第二話『幼馴染と塔での合流』
なぬい達はウィーチアへ旅行に行くことになった、そして浩介の古い友人の新牧菊がゴンドラになぬい達を乗せ、おすすめスポットの内の一つである、場所にウィーチアの凄さを証明しながら登り終わり、なぬい達はウィーチアの全体を眺めていると菊が一息つき。
「……さて、お前らそろそろ降りるぞ」
「降りるって言ったて……まさか逆走する気ですか!」
「何分けあるかい!ちゃんと水路があるよお前らの後ろに、ホレ」
「「「「「え?」」」」」
そろそろ絶景水路から降りると言った菊にレイナが質問する、その質問に返答と言う名の否定を返した後に指を後ろに向ける、それを見て菊の後ろを見るとそこには———
「いやいやいやいやいや!!何アレ!」
「あんな水路と言って良いか怪しい場所にゴンドラで行けるわけ無いですよ!」
「遊園地のジェットコースター負けなしの迫力だね!」
「いつ見ても生者が行くべき場所に見れないな……」
「水の精霊よ僕を守りたまえ」
「ちょっと!その水の精霊の加護を私にもやりなさいよ!」
「おぉ!これはスゲー!」
「これはまた面白いな」
———ジェットコースター涙目待ったなしレベルの水路であった、勿論その水路を進むのはゴンドラであった安全装置など付いてるわけもない、その為か菊を除く8人中5人が涙目になっている中、さらに菊が絶望を加速させるような言葉を言い放つ。
「大丈夫大丈夫!落ちた人はちゃんと無事だよ!まぁ……死人は除くけど」
「「「「「いやぁあああ!!!」」」」」
最後の小言がレイナと有馬とアルメルトに晴明とサヤカ達の耳に留まり、叫びだした5人を無視して菊は無慈悲にもゴンドラを進め始めると、菊は違和感を感じポツリと呟いた。
「あれ?なんか今日はいつもよりも水の流れが速いな?」
「ちょっとそれってどう言うこ…………とぉおおおお!!」
菊の言葉にツッコもうとレイナが声を掛け終わる前にゴンドラが水の流れに乗り、そのまま進み始めたのだ、ゴンドラの速さは既に下手なジェットコースターと並ぶほどに速く、ここから加速するとなると、……それはもはやゴンドラの姿をした水上バイクであった。
「ちゃんとゴンドラに捕まってろよ!」
「無理無理無理無理!」
「ウプ、オロロロロ」
「ダメだ水の精霊が諦めろって言ってる」
「だめじゃん!」
「もう無理……バタ」
「大惨事だね~」
「「「「三人と菊さんの体感どなってんの!!」」」」
なぬいと陽太と浩介はゴンドラのありとあらゆる場所に掴まっている五人とは違い、何も掴まず普通に座ったままゴンドラの上に乗っていた、……だがそこで事件が起きた。
「あ!」
「レイナちゃん!」
ゴンドラのスピードが速すぎるあまり、レイナが手を放してしまったのである、もし今の水路から落ちてしまった場合、流れが速すぎる別の水路に行ってしまい合流するどころか、生きているのか怪しくなるほどであったが、……だがそこで一つの人影がレイナの手を掴み代わりに落ちてしまった。
「なぬいさん!」
「必ず戻るから待ってろ!」
「「「「「「「!」」」」」」」
普通なら絶望的な状況だが、なぬいが‶必ず戻る″と言っただ菊以外が知っている、なぬいがどんな事を学園でやり遂げだのか。バシャッン!!なぬいが別の水路に落ち流されていった。
「(思ったよりも水の流れが速い!それに酸素が足りない、…仕方ない<絶対勝利解放>勝利条件規定、効果付与個体名‟荒波なぬい”の水流からの完全脱出を持って勝利とみなす、及び荒波なぬいの無限水中呼吸を付与……完全成功、水流が脱出通路を開始……完全成功)」
なぬいは自身の持つ最強の能力である『絶対勝利』を発動させた、それにより、なぬいの水中では呼吸できないと言う常識がなぬいの水流脱出のために邪魔なため、常識改変を行いそして水流が自動で脱出口を作るようにも改変した。そしてそのままなぬいは水流に身を任せた。
「ゲホッ!ゲホッ!出れたものは良いもののここ何処だ?」
「ここは音の塔リルギナと水の塔ラナの真横ですよ」
「うん?……お前だれ?」
「私の事を知らないとなると旅行者ですか?」
水流で流されたなぬいが目を開けるとそこは砂浜であった、だがただの砂浜でなくウィーチアが人工的に作り都が囲うように作られていた、そして後ろから女の子の声が聞こえて来たので振り返るとそこには、銀色に近い白髪を持ちエメラルドの様な瞳をした少女が立っていた。
「まぁそうだな……」
「旅行者がどうして砂浜で倒れているのですか?普通ならゴンドラや水上バスに乗って来るはずでは?」
「色々あってゴンドラから落ちた」
「まさか……地下の水路からここに付いたんですか!?信じられない程の幸運ですね……」
「幸運には自信があるから、おっと……自己紹介をしたなかったな、自分の名前は荒波なぬいだ」
「なぬいさんですね、私の名前はマレナ・アステレアスです」
自己紹介をしたなぬいにマレナ・アステレアスと名乗った少女になぬいは質問した。
「あ~ちょっと聞きたいんだが、……良いか?」
「はい、私が答えれる範囲までなら」
「新牧菊って言う奴のゴンドラが何処にあるか知ってるか?」
「菊!?……あ、コホン……残念なら私は菊の運転しているゴンドラの場所は知りませんが、電話なら出来ますのでお待ちください……」
「お!助かるぜ」
どうやらマレナと菊は知り合いの様ですぐさまスマホを取り出し、電話を掛けはじめた。
————ゴンドラ
プルルルル♪プルルルル♪
「あ!俺だは、良いか?」
「「「「「「「どうぞ」」」」」」」
「ありがとう、はいもしもしってマレナ?どうしたんだよ……え、それマジ?分かった直ぐに伝える、じゃあまた現地で」
電話を掛け終え、菊が笑いながらレイナ達に報告をした。
「お前ら!なぬいが見つかったぞ」
「それ本当ですか!!」
「お、おう」
「何処に居たの菊君?」
「音の塔リルギナと水の塔ラナの砂浜、案外近い所だなここから10分って所だな」
「さっきの電話の相手は誰なんですか?」
「俺の幼馴染のマレナだよ、ウィーチアで一番可愛い女の子……らしい」
マレナの電話は無事に菊に届き、なぬいの場所が分かった菊はゴンドラを漕ぎながらレイナ達に自分とマレナの関係を言っていた。
————10分後
菊のゴンドラ操縦テクニックが上手いお陰で意外と早くこれたレイナ達、そして一旦ゴンドラからおり、音の塔リルギナと水の塔ラナの入り口に全員で行くとそこには、空を見上げているなぬいと本を読んでいるマレナの姿があった。
「なぬいさん~!」
「うん?……て、レイナ無事だったか、うお!」
なぬいを見つけた途端になぬいに飛び込んだ、いきなりのレイナの飛び込みに反応が少し遅れてしまい、そのまま背中から転げ落ちてしまった、そしてレイナがなぬいの体に跨った。
「ごめんなさい!」
「別に気にしてないから、……とりあえず体を退かしてくんない?」
「あ!す、すみません……」
なぬいに指摘されたことで自分がやっている事に気づき、赤面しながら体を起こしたレイナになぬいが慰めるという雰囲気になっていた。
「お~い、そこイチャイチャすんなぁ~」
「ちょ、ちょっと浩介先輩!して「レイナとイチャイチャする理由が分らんのだが」…………そこまで言わなくても……」
「なんで否定しようとしたレイナが落ち込んでるんの?」
「おいコイツここまで堕としてんのを気づいねえのか?」
「そうなんだよ……きくちゃん」
浩介の言葉に反論しようとしたレイナの言葉を遮り、反論したなぬいにレイナは少し、……ではなく本当に残念そうにしていた、そこに菊が驚愕の表情を露わにした、驚いている菊に本を閉じたマレナが近づいてきた。
「教えてあげたのに何に何ですか?」
「あ!ごめんごめん、あんがとマレナ!」
「もう……所で菊?今日の夜一緒にご飯でも食べに行きませんか?」
「え、仕事があるから無理」
「そ、そうですか……」
「「「「「「「(菊もなぬいと同族じゃねぇか……)」」」」」」」
まさかのマレナの提案を仕事だから無理、……と答えた菊になぬいとレイナ以外のこの場にいる全員が心の中で同じツッコミを入れた、ウィーチアで一番の美少女の誘いを断る男の菊、ソムニウム学園の三大美女のアプローチをことごとく気づかない男のなぬい、まさに似た者同士であった。
「あ!そうだここがウィーチアのおすすめスポットで一番の目玉だ!」
「確かにこれは凄いな」
菊が思い出したかのように紹介した塔はウィーチアのシンボルである、塔の入り口から右が音の塔リルギナは音符が大量に男性が一人描かれていて、水の塔ラナは雫や波が大量にそして女性が一人描かれていた、男性の絵は女性に手を差し伸べていて、女性はその手に優しく自分の手を置こうとしている幻想的な絵であった。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。次回はもう少し塔について詳しく書きますので待っていただけると幸いです。
バイバイ!!




