第一話『旅行作戦開始!!』
天津猫です今回も番外編ですが最後まで読んでもらいたいです。
ではどうぞ!!
第一話『旅行作戦開始!!』
プッシュー!なぬい達が乗っていた列車の扉が開いた、約四時間の列車旅を楽しみ遂になぬい達は音楽と水の都ウィーチアに到着したのだ、駅から出たなぬい達はこれからの予定に付いて浩介から聞いていた。
「じゃあ今日の予定を言うで!まず予約していたゴンドラに乗りながら四日間泊るホテルに行くで、その後は二人一組になってウィーチアを回るで、まぁ基本は自由にやってもらう感じで食べ歩きもやりたかったやっていいで、ただし!今日の夜にあるウィーチアの昔話の劇を見るのは全員や、劇があるのはウィーチアの大広場で全員集合な!」
「「「「「はい!」」」」」
「よろしい!ほな行こか!」
浩介が説明し終わり、なぬい達はゴンドラが置かれている場所に移動して行った。ゴンドラ乗り場は駅を降りてすぐそこに在り、一人の青年がなぬい達の姿を見つけると手を振って声を掛けた。
「こうちゃ~ん!こっちだぜ!」
「居た居た菊君!」
浩介に対して、こうちゃん…と言う名称で呼ぶ青年に浩介は菊君…と返した。
「紹介するで!こちらが今日から五日間の旅行でゴンドラに乗せてくれる新牧菊君や!」
「よろしく!」
「よろしくお願いいたします!……それにしても…こうちゃんと菊君?」
「元気のいい美人さんだね、浩介とは古い友人だよ」
「小さい頃ウィーチアに親に連れてってもらった時に知り合って友達になったよ!」
「へぇ~!」
新牧菊君と言う名の青年は浩介の古い友人らしく、旅行に行くときに浩介が連絡を取り、なぬい達の移動を手伝ってくれるようになった、自己紹介が終わり菊がなぬい達の荷物をゴンドラの荷物置きの様な場所に置き、なぬい達にゴンドラに乗るように促した。
「じゃあそろそろ乗って出発すぜ!」
「これ落ちませんかね?」
「あはは!大丈夫だよ百回に二十回しか落ちたことないから!」
「ちょっと不安になってきました……」
「「「「「あはは……」」」」」
菊の言葉に不安を覚えてポツリと呟いてしまったレイナに苦笑いをする五人、そして菊は深呼吸を一回した後、手漕ぎ棒を手に取り水に浸かっている地面をつつきゴンドラを動かし始めた。
「じゃあ行くぞ……それ!」
「おぉ~」
「こうちゃん?最初は何処に行けば良い?」
「う~ん、どうしようか……ホテルに速攻で行こうかと思ったんやけど……」
菊が行先を浩介に聞くと浩介は唸りながら考えた、チラッ、と浩介がなぬい達の方に目を向けると、なぬいを含めた五人が目をキラキラさせながら浩介を見つめていた。
「……はぁ~!仕方ない今日の予定……大変身!菊君ウィーチアのおすすめスポット全部行って!ただし音水祭の劇には間に合うように!」
「良し来た!」
「「「「「フゥ~!!!」」」」」
なぬい達の目を見て、一日目の予定を変えゴンドラ旅をするようになった。
「じゃあ最初のおすすめスポットは今から行く急な坂のゴンドラ水路だ!面白いものが見れるぞ!」
「どんなものが見れるんですか?」
「それは着いてからのお楽しみってことで着くのに10分ぐらいかかるか、その間ウィーチアの景色を楽しんでくれ!」
菊の言う通りにウィーチアの景色をなぬい達は見ていると、レイナが何かを見つけてたのか指を指した。
「あれは何ですか菊さん?」
「ん?あぁ!あれか、あれは音楽団だよ、ウィーチアは音楽の都と名が付くように、毎日音楽を奏でるんだよしかも300曲ほどあるんだ」
「300曲も!」
「それにあの様子だと音水祭のための特別音楽を練習しているようだな」
菊の説明にゴンドラに乗る六人は納得していた、さすがゴンドラで人を乗せるほどあり、ウィーチアの様々な知識を持っているようだ。
「ねぇねぇ春明!水の中を覗いて見て!」
「え?まぁ良いけど……うぁ~!凄いな魚が大量にいるよ」
「でしょ!」
サヤカと春明が音楽団の反対の方向の水の中をぞの居て見るとそこには大量の魚が泳いでいた。
「おぉ!こんだけ魚が居るならアレが出来るな!」
「「アレ?」」
「ちょっと待ってろ準備するから」
サヤカと春明の様子に気づいた菊が何やら始めるようだった、菊は自分の服の名から笛を加え喋りだした。
「ウィーチアが音楽と水の都って言われる理由を今から見せてやるよ!」
「「「「「?」」」」」
「お!アレか」
浩介を除く五人が頭に?マークを浮かべている中、菊は笛を加え吹き始めた。
「ピー♪ピピッピ~♪ピッピッピピピ~♪」
バシャン、バシャン…と菊の笛から吹く音に応えるように魚がゴンドラの横を何十匹も飛び始めた、菊が笛を吹く音色を変えると魚たちも飛び方を変え始める。
「凄い!」
「これがウィーチアの名物の一つなんだ」
「確かにこれは凄いね」
笛で吹いている菊の代わりに浩介が説明し、アルメルトが確かに凄いと感想を述べていると菊が笛を口から離すと、魚たちがどこかに行ってしまった。
「あ!何でやめちゅんですか!?」
「ごめんごめん、理由は簡単だよ坂があるゴンドラ水路が見えて来たんだよ」
「お!ホントだ」
「わ!何ですかあの水路ほぼ90°ですよ!」
「坂って言うか壁だろ…てか高すぎない?」
菊が説明してなぬい達が前を向くとそこには90°の坂?があり、なぬいの言う通りどちらかと言うと壁で在った、どうやって上る気かと思っていると菊はゴンドラを一旦止めると、目を閉じて深呼吸をし始めたのである、そして手拍子でリズムを取り始めた。
「何してるんですか?」
「リズムを取って水を動かすんだ」
「え?」
「ウィーチアでは音楽と水が共存する都であり、手拍子や足踏みをしてリズムを取れば、水の女神であるラナが力を貸してくれるんだ」
「ラナ?」
「ウィーチアを古来から守ってくれている女神だよ、詳しくは今日の夜にやる劇で確認できるから……さぁ行くよ!」
段々と手拍子や足踏みでリズムを取り始める菊を見て、なぬいはゴンドラの船の外を一定リズムで叩き始めた、それを見た浩介も手拍子をやり始め、レイナやアルメルトに春明とサヤカも手拍子をやり始めると、水から音楽の記号の形をしたシャボン玉が浮かんできて、すると、ゴンドラが勝手に動き始めた。
「凄い壁の方に勝手に進んでますよ!」
「でもこのままだと壁に進めて落ちるくね……」
「大丈夫だよラナが力を貸してくれている間は物理法則は機能しないよ」
そして遂にゴンドラは壁を登り始めた、そして登りは終わるとそこに在った景色は。
「すごく綺麗……」
「あぁ……」
「これは見事」
「やべ~」
「まさに音楽と水の都だね」
「いつ見ても凄いね~」
その景色とはウィーチアの全体が見えており、そしてさっきの水で出来た音楽記号がウィーチア全体に出ており、そしてウィーチアのシンボルと言われる二つの塔が見えていた。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。如何でしたでしょうか?次回は二つの塔についての話です。
それではバイバイ!!




